昨日の記事でも書いたように大晦日に昨年12月の賃借対照表や16年の損益計算書を作成しました。
損益計算書については、15年と比べると約200万円減っていたので、ショックでした。
それで昨日は、15年4月の退職金が出た資産のピーク時と比べてみました。
そうしたらもっと驚くべき数字が出ました。
15年4月と16年12月を比べると資産が約630万円減っていたのです。
15年は年金が出ていなかったので、減り具合は大きいと考えていましたが、ちょっと予想よりも大きく減っていました。
16年は、年金が一部とは言え、少し出たので、約200万円の減額で済んだということです。
これはリタイアして仕事をしていない人は、みな経験することでしょうが、ちょっと精神的には辛いですね。
これまでは毎年資産が増えるという経験しかしていなかっただけに今後は、毎年資産が減っていくというのが普通になるわけです。
何か日本の経済状況を象徴しているようでもあります。
そんな中、日経の電子版を読んでいたら、少し元気になる記事を読みました。
内容を見てみると、
「お金は墓場まで持っていけない」といわれるが、定年後は手持ちの資産をできるだけ減らしたくないものだ。北海道在住の近藤茂さん(仮名)は日本株を主体にした運用で、74歳になった現在も60歳の退職時点とほぼ変わらない資産を保つ老後を送ってきた。
近藤さんの退職時点の金融資産は、預金の2700万円と日本株の1500万円を加えた4200万円。それから15年後の2016年11月初旬時点の金融資産は4090万円と、100万円ほどの減少にとどまっている。
74歳になっても60歳の退職時とほぼ同じ資産を保っているというのが見事です。
退職後1年9か月で630万減らしたそしがやと比べると本当に素晴らしいです。
運用では、変動リスクの大きい日本株や外貨建て株式投信の比率を、全体の半分程度に抑えている。71歳時点では全資産に占める日本株資産の比率は42%、外貨建て株式投信は7%と株式資産の比率を半分程度に抑えていた。74歳の現在は日本株比率を33%、外貨投信を2%と合計35%に減らす一方で、現預金の比率を71歳時点の28%から45%に増やした。
資産を減らさずに来たのは、株式投資で成功したからのようです。
74歳の現在でも日本株等の投資の比率は、35%あります。
71歳での比率は、50%近くありました。
運用の方針は、
3年以内の中短期投資
利益確定は+10%~20%、損切りは、▲5%~10%を徹底
などです。
配当重視の長期投資のそしがやとは、方針は、まったく違いますが、こういう記事を見るとこんな投資もいいかな、と思うのも確かです。
ですが、投資がうまくいった人の例のような気もします。
失敗した例も結構あるのではないかと思います。
当然、そういう人の例は、記事にはなりません。
この記事は、読むと元気にはなるのですが、そしがやの投資方針は今までの配当重視の長期投資でやっていきたいですね。
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