毎日、他の人のブログをリタイア系を中心に読んでいます。
朝に1時間ほどです。
最近は、貧困老人とか下流老人の話題が多い気がします。
たまたまのぞいた、ブログ村のセミリタイアの注目記事でも、貧困老人関係の記事がいくつか上位に入っていました。
そんな記事の内容は、貧困老人が増えたのは、政府の政策が悪いからだとか、あるいは反対に個人の今までの生活態度に問題があったんではないかとか、いろいろです。
いま大学へ行っています。
まわりは、50歳以上ですが、比較的生活に恵まれた人が多いです。
それでないとリタイアした後、あるいは、仕事をしながら、学校へ通うということはで
きないでしょう。
大学では多様な授業があり、昨日の授業では、貧困状態にある子どもたちへの無償学習支援をNPOで活動している卒業生の発表がありました。
この授業は、卒業後のシニアの行き方については、卒業生の具体的な事例を中心に扱うものです。
今回の発表は、都内のある区で小学生や中学生へ学習支援を行っている女性のものです。
両親が離婚して、ネグレクトされていまい、勉強についていけない子どもたちへ公共の場所を借りて、勉強を教えているというものです。
この女性によれば、子どもへの予算は、OECDの中でも最低の部類に入るようです。
もっと子どもへお金を使って欲しいと、発言していました。
日本の場合、福祉の予算は高齢者にほとんど回ってしまい、子どもへはあまり行かないのが実情のようです。
多分、それは、子どもには選挙権がなくて、高齢者ほど政治的な力がないことが一番でしょうか。
一方、そしがやの読んでいるブログには、リタイア系が多いということもあり、貧困関係の記事は、高齢者のもの以外はほとんど載りません。
リタイア系のブログには、子どもの貧困の記事はまず見かけることがありません。
同じ貧困の問題でもこの差は、何かな、とちょっと不思議に思いました。
リタイア系のブログの書き手は、単身者が多いので、子どものことはテーマにしにくいのかもしれません。
高齢というのは、いつかは誰でも年を取るので、みなの共感を得やすいテーマになるということでしょう。
実を言えば、そしがや自身も子どもはいないので、自分に直接関係する老人の貧困問題のほうが関心があるのも確かです。
ですが、昨日の大学の発表を聞いて、高齢者だけでなく、子どもも含めたそれ以外の問題にも関心を持とうと思いました。
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