そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

「NHKスペシャル老衰死 穏やかな最期を迎えるには」を見た

昨夜、「NHKスペシャル老衰死 穏やかな最期を迎えるには」を見ました。

特別養護老人ホームで人生の終末を迎える二人の女性の家族を中心に描いていました。
何かそれを見ていて自分の親のときを思い出しました。

母の場合は、脳血管系の病気で突然亡くなったので、父の場合が今回の事例に近いです。
父は今回の女性たちと同じ、まさに老衰死でした。


この番組を見ていて、何か木が枯れて、朽ちていくような、穏やかさを感じました。
これが人生の理想の終わり方かなあ、と思いました。
二人の家族もこの終わり方に納得しているようです。

この施設では、胃ろうや人工呼吸器をつけるなどの延命措置を家族の同意を得て、していないようです。


食事を普通に口から摂っていても体重が減ってくる。

そして食事を摂らなくなる。

最後には、呼吸が荒くなり、肩で息をするようになる。
そのメカニズムの仕組みを外国の研究者が説明していました。

細胞が減ってきて、いろいろな臓器の機能が落ちてくるというものです。
何よりも一番、印象に残ったのは、脳の機能も落ちてくるので、痛みを感じることもほとんどない、というものです。
ゼーゼーと肩で息をするようになったときには、痛みを感じて、本人は苦しそうに見えるが、実際はそうではないのです。
他の死との比較で、老衰死は、がんや臓器不全と違って、少しずつ機能が下がってくるということも紹介されていました。

そして、最後を迎えます。
家族もそのための心構えができます。


そしがやも場合、母は、突然、くも膜下出血で倒れ、数日意識が戻らず、亡くなりました。

病院にずっといましたが、何か後悔が残りました。

もう少し生きることができたのではないか。

もう少し子として、親にすることができたのではないか。
ところが、父の場合は、今回の例と似ていたので、少しずつ家族も気持ちの準備ができてきたように思います。


両親のそれぞれ違う最後を経験して、この番組を見ると、今回の例のような人生の終わり方がやはり理想的かなと感じました。

 

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