新幹線の焼身自殺のニュースは、ショッキングでしたが、だんだん容疑者のことがわかってきました。
アパートの家賃が4万円で借金もあり、区議や姉にも年金額の少ないので、生活できないと訴えていたとか。
4万円といえば、数年前まで住んでいたそしがやのアパートの家賃と同じでした。
それに容疑者もいろいろ相談はしていたようです。
区議が容疑者からの相談に応じて、生活保護のことで話そうとしたら連絡つかなかったようです。
ここまで本人が他人に助けを求めていれば、普通はどこかで救われ、こんな焼身自殺という悲劇にならなかったと思います。
なぜ、容疑者は、ここまで追い詰められてしまったのでしょうか。
今後の捜査の中で明らかにされるでしょうが、年金月12万円以下の老人は、日本には、かなりいます。
自営業者の国民年金の受給者は満額でも月額6万5千円ですから、これだけ考えてもかなり多数いることがわかります。無年金者もいるでしょう。
65歳以上の高齢者人口が25%に達していますが、この事件をどう考えたらいいのでしょうか。
この容疑者固有の事情がもたらした特殊な事件と考えるのか。
年金額の少ない老人からの社会に対する警告ととらえるのか。
そしがやは、この容疑者の固有の事情による特殊な犯罪と考えています。
ですが、これだけ増えた高齢者のことを考えると、このような事件、犯罪が増えるような気がしています。
今まで犯罪というと若者によるもので、老人は被害者という認識がありました。
これだけ人口割合が増えれば、老人による犯罪が増えてもおかしくありません。
今回は、新幹線での焼身自殺でしたが、次は予想もつかない事件が起きるような…。
ちょっと怖いです。
それにしても今後、新幹線の警備は、どうなるんでしょうね。
JRとしては、何もしないと社会からの批判を受けるから何らかの手段を考えるのでしょうが、利用者に負担のない方法を考えてほしいです。
といっても、犯罪予防と利用者の負担や不便とは、お互い矛盾するものなのが辛いところです。
参考記事