11月も下旬になってきました。
勤めているころを思い出すと忘年会の企画をし始める時期です。
実を言うと現役のころは、この忘年会が嫌でした。
自分のお金を出して、仕事の延長のような宴会に参加しなくてはいけないのですから。
リタイアして良かったことの一つは、この忘年会がなくなったことです。
勿論職員の中には、このような飲みニケーションを楽しみにしている人もいました。
普段、職場では目立たないのに、忘年会などの飲みニケーションの場では、嬉々としている人もいました。
そんな飲みニケーションですが、こんな記事を読みました。
お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の支持率が急落している。日本生命保険の調査で「不要」との回答が6割に達し、2017年の調査開始以来、初めて「必要」の割合を上回った。日生は、新型コロナウイルス禍でお酒に頼らない親睦の在り方を模索する人が増え、意識が変化したとみている。
日生の調査ですが、飲みにケーションが不要と答えた人が初めて6割を超えたというものです。
コロナ禍の影響でしょうが、確実に意識は変化しているようです。
調査は10月1~13日にネット上で実施し、男女7774人が答えた。
飲みニケーションが不要だと答えた人は全体の62%で、内訳は「不要」が37%、「どちらかといえば不要」が25%だった。不要と考える理由は「気を使う」が37%、「仕事の延長と感じる」が30%。
不要の理由としては、「気を使う」や「仕事の延長を感じる」が主なものです。
この二つともそしがやが公務員時代には、忘年会に参加したくない理由として感じていたものです。
今回のコロナ渦で働く人の意識も変わってきたということでしょう。
コロナ渦は、日本社会や経済にいろいろなマイナスももたらしました。
しかし、飲みニケーションに対して、不要と答える人が6割になったということは、日本のお酒文化も少しづつ変わりつつあるということを示しています。
個人的には、いい傾向だと思います。
無論お酒文化を否定するわけではなく、飲みたい人は、自分の友人たちと好きに飲めばいいと思います。
ですから、そしがや自身も職場以外の仲のいい友人たちの飲み会には、積極的に参加していました。
言いたいのは、仕事の延長で、参加を断ることのできない忘年会などの飲み会がなくなればいいということだけです。
無論、こういう傾向に寂しさを感じる人もいるでしょうが。
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