そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

62歳元部長が地域で悪態をつき孤立する現実

先日、買い物が終わり、店のレジで並んでいたら、前の方から客が店員に対して、たびたび大声を出している声が聞こえてきました。

長い行列の後ろの方で並んでいましたが、断片的に耳に入ってくることから内容を判断すると客が店員にクレームをつけているようです。

客の姿を見れば、60歳過ぎと思われる男性です。

他の客が並んでいるにも関わらず、自分のクレームをつけることに夢中です。

 

数分続きたでしょうか。

すぐ後ろに並んでいた客たちは、レジが一向に進まないので、イライラし始めています。

そんな中、後ろにいたやはり60歳過ぎと思われる女性が、

「いい加減にしなさいよ。みんな並んでいるのよ」

と言ったら、さすがにその男性は、クレームを言うことをやめ、レジから去っていきました。
他の客に言われて、恥ずかしくなったのでしょうか。

最近こういうことによく遭遇します。

そんな高齢者に関する記事を読みました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

「朝、店頭に並べない現役世代を尻目にマスクを買いだめする老人」

「本当は在庫を隠しているのだろうと店員に食い下がる高齢男性」

「列に割り込み、注意した人に暴力を振るう70代男性」……。

 今回のコロナ禍では日本全体が緊張感につつまれるなか、一部の高齢者による地域社会でのモラルが皆無な行動に対し、「暴走老人」などといった批判が生まれ、新たな火種となりそうな状況です。一方で、高齢者がなぜそのような行動に走るのかを、自分の将来の姿に重ね合わせながら考えるきっかけにもなった人は多いのではないでしょうか。

 

最近よく目にする記事です。

そしがやも高齢者なので、自戒しなくてはいけませんね。

 

中堅広告代理店の企画営業部で部長を務めた晴彦(62歳・仮名)は、昔からものごとを批判的にしか見ることができないひねくれ者だった。小さなことでもネチネチと批判するため、会社で嫌われるだけでなく、家族からも嫌がられていた。

 

こういうキャラクターの人間は、職場にもいましたが、上司だったりすると部下は、みな我慢をしていて、昔は、問題にはなりませんでした。

今は、モラハラとかパワハラという言葉がありますが、以前は、そういう認識もありませんでした。

 

 定年後は再就職先が見つからず、1日の大半をリビングのソファで過ごしていた。ただ、近所に幼稚園があるため、少しでもうるさいと幼稚園や区役所にクレームの電話を入れ、時には幼稚園まで怒鳴り込んだ。

 

幼稚園や保育園は、まわりの高齢者からのクレーム対応に苦慮しているという記事をよく新聞で読みます。

 

 自宅があるマンションのごみ出しの日はごみ庫に入って、きちんと分別しているかごみ袋を開けてチェックをした。分別できていないごみ袋は、住所が確認できれば玄関先まで持っていった。見かねた妻が注意すると、「マンションのモラルをよくするためだ」と言ってやめることはなかった。

 

多分、自分なりの正義感でやっているのでしょうが、昨今話題になっている自粛警察にも通じるものでしょうね。

 

また、定年になって肩書がなくなり、孤独になったことが引き金となっているのでしょう。働いていなければ、誰からも必要とされていないと感じる人は少なくありません。

 そのため住んでいる地域で存在感を示そうとしてしまうのです。それなのに少しでも注意されるとカッとなってしまい、自分が間違っていても謝らない人もいます。

 

この記事では、そういう行為をしてしまう高齢者の理由を定年後の孤独だと分析しています。

確かにそういう面はありそうです。

 

・会社でダメ出しばかりしてきた者ほど、定年後は地域や家庭でクレームを出しやすい。存在感を示したいのであれば、地域活動など、人から感謝されることをすることを考える。
・地域活動やボランティアをする自分の姿が想像できない人は、例えば自宅のトイレ掃除や整理整頓を習慣にしてみるといい。自分を見つめ直すきっかけにもなるし、家族からも感謝される。

 

最後には、上記の2つの対応策を示しています。

当たっているとは思いますが、街でよく見かける「暴走老人」は、聞く耳を持たないような気もしますね。

 

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