一度高齢者にバスで席を譲ろうとしたら、怒鳴られた中学生のことを記事にしました。
バスに乗ってきた高齢者に、「この席、よければ座ってください」と勧めると、なんと高齢男性からは「ふざけるな」と予想外の返事があったというのです。
男性は中学生が席を譲っていることが「嫌々なことぐらいわかる」と声を荒らげて、着席を拒否したというものです。
以前は、高齢になれば、人間も丸くなり、穏やかになると思われていましたが、違うようです。
今は、逆にキレやすいのは、若者でなく、高齢者が多いようです。
最近、こんな記事を目にしました。
一部を紹介します。
豊富な知識と経験を持ち、みんなから敬われる存在だった高齢者。ところが最近は「突然怒り出す」「暴力を振るう」「理不尽な要求をする」――といった迷惑な老人が跋扈している。高齢化が進む中、暴走する高齢者は社会の重荷となりかねない。
具体的な例としては、深夜電車を乗り間違え、別の駅についてしまい、終電もなくなり、駅員へ、
「おいっ、タクシー代を出せ!」
という理不尽な要求をした60歳過ぎの男性のケースが取り上げられています。
無論、駅側としては、出す必要もないのですが、しつこい要求にラチがあかず、警察で話し合いましょう、というとすごすごと立ち去ったというものです。
このような横暴さや暴力行為は、60歳以上に増えているようです。
他にもいくつかのケースが紹介されています。
病院での暴力、暴言、セクハラも高齢者が多いというのは驚きました。
そのために優秀なスタッフが辞めてしまうということもあるようです。
思い出すとそしがやも高齢者との対応する職場にいたことがありますが、いろいろ苦労したことがありました。
できもしない結構無茶な要求で困ったことが多かったです。
その当時は、あんな高齢者には、なりたくないと考えていましたが、自分がその年齢になり他人事ではないと思えてきます。
それにしてもなぜ、高齢になるとキレやすくなるんでしょうか。
この記事によるとキレやすくなることや自己中心的になることは、当然なことだとそうです。
加齢によって脳の機能が低下
人の感情をつかさどる脳は年を重ねるごとに萎縮することが明らかになっている。萎縮に比例して脳の機能は衰えるため、物忘れのような老化現象が現れる。そして脳の中で早い段階から萎縮が始まるのが、衝動の抑制や理性、意欲などを担う「前頭葉」。これによって感情抑制機能の低下、判断力・意欲の低下などが起こる。それ以外にも喫煙や飲酒などの長年の生活習慣によって脳の機能低下は起こる。
う~む、加齢による脳の萎縮で感情抑制機能が低下するんですね。
自戒しないといけないですね。
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