TOKIOの山口達也が未成年への強制わいせつで容疑で警視庁に書類送検され、ジャニーズ事務所に契約解除されました。
山口は飲酒に伴う肝臓病で1か月入院していましたが、退院した晩に酒を飲んで事件を起こしたようです。
勤めているころもこのように犯罪になることはありませんでしたが、酒に関連して、思い出す人間が何人かいます。
そんな中に、普段は、おとなしいのに、酒を飲むと急に眼が据わってきて、誰構わず、たとえ上司であっても、暴言を吐く同僚がいました。
こんなことがありました。
一度彼が職場の飲み会の幹事をした時のことです。
今日は、幹事だから飲まないと言っていたにも関わらず、飲みだしてしまい、いつものようにあたりかまわず、ほかの同僚に絡み出し、暴言を吐きました。
最後は、泥酔して、ヘベレケになってしまい、幹事の役目である会計の清算をすることもできず、別の人間が会計を済ませたということがありました。
まあ、犯罪になるわけではないので、この程度の人間は、どこにでもいるものでしょう。
まだ可愛いほうの部類かもしれません。
結局その同僚は、酒癖の悪い人間という評判は残りましたが、犯罪を起こすこともなく、定年まで公務員生活を全うしました。
ですが、世の中には、山口達也のように酒のため犯罪を起こすような人間がいるのも確かです。
こんな記事がありました。
この記事で紹介されているのは、アルコール依存症人たちです。
自分が酒を飲んだらどうなるは、わかっていますが、結局は、酒を飲んでしまい、ケンカをする、店で暴れる、ときには泥酔の末、殺傷事件を起こすような人たちです。
そんな人たちが最後に吐く言葉がこの記事のライターによると以下のようなものです。
法廷で被告人がよく口にするのがつぎの言葉だ。
「気がついたら飲んでいました」
「そんなわけはないだろう」と心の中でツッコミたくなるが、何度も聞かされると、本当にそうなんだなと思えてくる。
アルコール依存症の人たちは、酒の怖さを知っている人たちです。
酒が楽しいからと安易にずるずると飲むような人とは、まったく逆です。
もともとは、自分は一滴でも飲めば連続飲酒してキリがなくなり、何をしでかすかわからないから、飲んではならない、飲んだら負けだと心に強く誓っているのだ。しかし最終的には、「気がついたら飲んでいた」という事態に陥る……。
ここまで読んでくるとアルコール依存症が病気だということがわかります。
依存症の人の中には、刑務所に入れば、酒を飲まずに済むからと居酒屋で無銭飲食をして、警察に逮捕された実例もこの記事では紹介されています。
無論、依存症の人たちの大多数は、酒以外の面を除けば、犯罪を犯すこともなく、普通の社会人として人生を送っているでしょう。
ですが、非依存者にとっては、彼らの毎日酒を飲まないために苦しんでいる大変さは、なかなか理解できないとこの記事では述べています。
非依存者ができるのは、彼らのそんな努力を邪魔しないことくらいだろうと以下のような提案をしています。
まずは、酒を飲みたがらない人にかける、この一言をやめることから始めてはどうだろう。
「まあまあ、野暮なことは言わないで、一杯だけ付き合えよ」
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