50歳のころは、海外でのリタイア生活を夢見ていました。
ただ、いろいろのケースを検討すると結局は、日本国内の方で暮らして行くのがいいという結論になり、現在に至っています。
今回読んだ記事は、そんな外国で地獄を見た人たちの記事です。
この記事では何人かのケースが紹介されていますが、タイトルになっているマレーシアに移住した男性のケースは、不動産がらみのものです。
「ジョホールバルでは2006年からスタートしたイスカンダル計画という大規模な開発計画があります。ジョホールバルはシンガポールにクルマで通勤できることもあり、国が資金を投じて開発させる目的でスタートした計画です。当時の私はここに目をつけました。土地やマンションの価格が上がるのではないか、と」(美濃田さん)
マレーシア・ジョホールバルに移住した50代男性の美濃田さん(仮名)は、2013年に約4000万円を投資してコンドミニアムを投資目的で購入しました。
ですが、計画通りにジョホールバルが発展せず、美濃田さんが期待したようには、進みませんでした。
現在、家賃として得られるのはわずか15万円程度。
日本の貯金を切り崩して何とか返済をしているとのこと。
また売却しようにも買い手も見つからない状態が続いています。
美濃田さんは、「このまま好転することがなければいずれは破産するかもしれません」と最後には吐露しています。
個人的には、よく分からない海外の不動産を購入しようとは思いません。
トラブルが起きた時のリスクが日本国内以上に大きいからです。
投資は自己責任といえばその通りですが、こういう結末は、最初から予想できなような気もしますね。
今回紹介されている、他のケースもいずれも極端なものかもしれますが、海外に住んだ日本人にはありがちの事例のようです。
それに今回の記事では触れられていませんが、高齢になって、病気がちになると国民健康保険があり、医療費の安い日本に結局は帰国することが多いともよく耳にします。
やはり外国は、旅行するのが一番よさそうです。