今年の3月でリタイアして、4月から大学に通っています。
そのことを知らない友人や知人に会うと、仕事辞めて何しているの、と聞かれます。大学に行っていることが、ちょっと恥ずかしくて、何もしていないと答えると、怪訝な顔をされます。
なぜ仕事をしないのって、ほとんどの場合、言われます。
そこで大学に通っていると答えると、一瞬驚いたような顔になりますが、すぐにみな安心したような顔になって、納得してくれます。
驚くというのは、60歳という年齢で大学に行くということに対してでしょう。
納得するというのは、大学へ行くというのは、仕事をしない理由としては、許容できるのでしょうね。
最初に怪訝な顔をしたのは、まだ60歳で健康なので、仕事をしていないというのが、不思議に思えたのでしょうか。
3月まで勤めていた職場でも退職する人の概ね7割は再任用を選んでいました。
給与は下がるけど、また仕事をする道を選んだわけです。
そしがやは、そんな道を選ばなかった少数派ですが、大学へ行かなくて本当にフリーになっていたら、何しているのと聞いた友人たちは、そしがやの生き方に納得できなかったでしょうね。
親の介護がありますとか、健康上の問題がありますとか答えないと不思議に思うんでしょうね。
そう考えると、60歳前にリタイアした人に対する世間の目はもっと厳しいような気がします。
早期リタイアのブログをよく読んでいますが、そんな悩みが書かれています。
両親にどう説明するか、悩んでいる人の記事があって、切実な問題なんだろうな、と思いました。
まだ30代、40代でリタイアするということは、両親も若くて、自分の子供が仕事をやめてしまい、再就職もしないというが、理解できないような気がします。
今までの貯蓄といろいろな運用で食べていけると説明しても納得できる親は少ないでしょう。
何と言っても日本は、仕事をするのが、美徳だと思われている社会ですから。
そしがやは、無論、そういう勤労至上主義の人たちを納得させるために大学に通っているわけではありません。
仕事をしているときから勉強してみたくて、大学に入ったのです。
結果的には、大学に入って、自分自身にとってもよかったし、友人や知人にもうまく説明できたようです。
ほぼ3か月大学に通っていますが、仕事から離れて、勉強に専念できることがよかったと感じています。
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