そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

もはや日本は「競争疲れの外国人が移住したい国」か



かつて物価の安い外国でリタイア生活を送るというパターンがありました。

まだ円の競争力が強いころだと年金だけで海外で暮らせるという時代もあって、ネット上でも海外で優雅な生活を送っているという記事をよく見かけたものです。

ですが、最近は、すっかりそんな海外でのリタイア暮らしの記事が少なくなりました。

逆に外国人が日本へ移住して、リタイア生活を送りたい時代になったようです。

 

www.businessinsider.jp

「韓国は疲れたから日本に移住を検討している。日本だったら家もまだ気軽に買えるしね」

2024年3月、4年ぶりに韓国を訪れたとき、同年代の韓国人男性の友人はこう言い放った。
K-POPが世界を席巻し、日本では韓国コスメや韓国フードが人気となり、特に若い世代の日本人にとって、韓国は大人気の国だ。
にもかかわらず、韓国に住む友人は逆に韓国から逃れたいという。そして「安い日本」に移住まで考えている。

 

日本に住みたいというのは、この記事の著者の韓国人の友人のケースです。

この記事では、競争の厳しい韓国社会がいかに暮らしにくいかが述べられており、そんな韓国を逃れて、安い日本に移住したいという内容です。

 

その友人は、ほぼ完ぺきな日本語を話し、受験競争を突破してきて、アメリカ留学やそれに伴うパイロットの免許取得、起業など、自己研鑽に余念がなかった人物です。

最近ではレストランを経営したり、投資でひと山当てたりしているので、日本で言えば勝ち組に相当するでしょう。

ですが、そんな彼が「韓国は疲れたから日本に移住したい」というのです。

 

韓国の競争社会の厳しさは、ネット上でも紹介されていますが、この記事を読むと予想以上のものです。

そんな友人にとっては、日本は、「ちょうどいい息抜きの場所」に見えるのかもしれません。

 

ここ10年で日本の立場が変わってきたかのようです。

日本が「息抜きの場所」を求める外国人を受け入れる国になったということでしょうか。

まだこのように考える外国人は、少数派かもしれませんが、現在の円安が続くと安い日本を求めて、「競争に疲れた外国人」の移住希望者は、もっと増えそうですね。