先日、昨年90歳で亡くなった義理の父の1周忌がありました。
3度ほど入退院を繰り返して、最後は肺炎で亡くなりました。
最初の入院のきっかけは、腰の仙骨の骨折でした。
その後、入退院を繰り返していましたが、そのときに気づいたのは、不思議なことに入院するたびに体が弱くなっていくということでした。
3度めのときには、ほとんど寝たきりになっていました。
最初の入院のときは、自分で病院も動き回れるほど元気だったので、本当にショックを受けました。
90歳という年齢もあったとは思いますが、実父が亡くなった時も同じような経験をしていたので、病院というのは、必ずしも安全な場所ではないということを感じました。
こんな記事を読みました。
病院は決して安全な場所ではない
なぜでしょうか。最大の理由は、病院などの病床数の多さにあります。日本では人口当たりの病床数がアメリカの4倍以上あり、患者の入院期間も3倍近く長いのです。病床数が多ければ、いざというときすぐに入院できるので安心だと日本人は考えがちですが、後期高齢者の場合、病院のベッドで点滴の針を刺したままトイレにも行かず過ごしたら、間違いなく寝たきりになるでしょう。ベッドがたくさんあってすぐに入院できる一見理想的な環境が、逆に寝たきりの高齢者を増やしている。これが日本の現実です。
この記事では、日本の病院の病床の多さが、寝たきり高齢者を増やしているというものです。
日本は、世界的には、長寿で知られていますが、実は、男性は平均9年、女性は同12年も介護された末に死んでいくという不健康長寿国だとこの記事では、述べています。
またこのような事実も指摘しています。
たとえば肝臓がん。酒の飲みすぎが原因だと思われがちですが、男性の肝臓がんによる死亡率を見ると、新潟、岩手、秋田など酒どころといわれる県では低く、比率の高い福岡や大阪の3分の1程度でしかありません。実は、肝臓がんは飲酒ではなく、医療事故によるC型肝炎ウイルスの感染が最大の発症要因なのです。
医療事故がどれくらい起こっているか知ったらびっくりすると思います。EUの公式資料によれば、病院の医療事故で死亡した人数は年間約15万人。そのため、EU域内に住む人の約53%が、病院は危険なところだと認識しています。
病院では医療事故がかなり多いとのことです。
EUの事例が取り上げられていますが、日本でも同じように数十万人規模での医療事故や薬害が起こっていると思われます。
この記事では、こういう事実を指摘した上で、病院に頼らない自分でできる生活習慣を5つ提案しています。
1、運動。毎日やらなくても週に1回運動していれば、生存率がかなり高くなることが証明されています。
2、質のいい睡眠。
3、朝食。食べないと脳や身体機能が活性化しません。その際、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を食べ腸内細菌を増やして体温を高めると免疫力が高まり、がんになりにくくなります。
4、禁煙。発がん物質を含むたばこは百害あって一利なし、確実に寿命を縮めます。
5、適度な飲酒。私たち研究チームが高齢者1.3万人を対象に3年間追跡調査したところ、男性では毎日飲酒する群、女性では週に1、2回飲酒する群の死亡率が最も低く、逆に死亡率が高かったのは男女とも「ほとんど飲まない」と回答した人たちでした。
こういう記事を読むと、安易に病院に依存しない日頃の生活習慣が大事だと思いますね。
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