60歳代半ばという年齢的なこともあり、死んだときのことを考えることがあります。
普通だと墓を作り、そこに埋葬されるということでしょうが、子どもがいないので、墓を作っても妻が亡くなった後は、管理する人がいません。
妻とは、具体的に話したことはないのですが、管理の要らないような方式に関心を持っています。
世の中には、墓の要らない方法としては、樹木葬や樹林葬といったものがあります。
また海に散骨する海洋葬というものもあるようです。
海のそばに町に育ったので、この方法にも興味があります。
そんな中、海洋葬を体験した主婦の記事を読みました。
時代とともに、故人の弔い方も変化するもの。近年注目を集めているのが「散骨」だ。散骨とは、遺骨を墓地や納骨堂などに納骨・保管せず、粉末状にして海や山などにまく方法。日本の陸地はほぼ私有地のため、山野に散骨するのは難しいが、海にまく「海洋葬」なら可能だという。
この記事では日本で可能な散骨は、海洋葬だと述べています。
周りにこういう形式をとった人がいないので、この記事は、参考になります。
散骨の方法は主に、船をチャーターして1組だけで行う個別散骨、船に複数の家族が乗船して行う合同散骨、遺族に代わって業者に散骨してもらう方法がある。
2021 年3月に、厚生労働省が散骨事業者向けに、「散骨に関するガイドライン」を発表してから指針が明確になったので、海洋葬へ業者も参入しやすくなったようです。
神奈川県在住の主婦A(59才)は、2005年に実母を海洋葬で弔った。
「生前、母は “死後は海にまくなり好きにしていいからね”と言っていました。ところが、父が散骨に反対したため、死後1年以上、海洋葬ができずにいました」(Aさん)
ここでは、このガイドライン以前に海洋葬で弔った主婦の例が紹介されています。
実母が海洋葬を望んだものの、実父や親戚が反対したと言います。
母の意思を尊重したいということで父を説得して、反対する普段から付き合いのない親戚のことは無視したとのこと。
そしがやももし自分が海洋葬にしてもらう場合は、親戚の反対がありそうです。
まだまだ従来からの墓に埋葬するという考え方が根強いのも確かです。
そういうこともあり、この記事の海洋葬に興味は感じましたが、まだそしがやにとっては、選択肢の一つです。
相模湾での海洋葬を手配している業者に依頼し、Aさんの家族4人と散骨に賛成したいとこ6人の10人でクルーザーをチャーター。費用は約24万円だった。
値段も手ごろですね。
多分、お寺の僧侶を呼んで墓に埋葬する方法よりは、かなり安く済みそうです。
相模湾を見るたびに、母親のことを思い出すというAさん。自分も娘にそんなふうに思い出してもらいたいと、Aさんも海洋葬を決めている。母のときのように自分の死後にもめないよう、家族には納得してもらっているという。
最後は、こう結ばれていますが、やはりカギは、家族を納得できるかどうかでしょうね。
関連記事