ひところ、ミニマリストという考え方がブームになり、ミニマリストのブログもよく読んでいました。
そんな考え方に影響を受けて、少しずつ不要なものを捨てるようにしていました。
ですが、いざ捨てようとすると、もったいないと思ったり、災害の時の困るかもしれないと考えたりして、徹底して、捨てることができませんでした。
そんな中、コロナ禍が起きました。
トイレットペーパーが足りなくなるということも発生しました。
ドラッグストアやスーパーの棚からは、トイレットペーパーが消えました。
そしがやの場合は、普段からトイレットペーパーは、なくなった時に困るかもしれないと少し多めに備蓄していましたが、それが結局は、良かったようです。
そんなコロナ禍のミニマリストの記事を読みました。
物があふれすぎている現代社会。その流れに巻き込まれまいとするかのように、近年「シンプルに生きたい」と考える人が増えてきました。その象徴ともいえるのが「ミニマリスト」。必要最小限の物だけを持つことで、かえって心が豊かになる…という考えのもとで生活している人たちのことです。
「必要最小限のものだけ持つことで、かえって心が豊かになる」って、この記事の最初に謳っていますが、物があふれているこの日本では、魅力的なフレーズです。
そしがやもそんな価値観に憧れました。
家にあるものを8割減らす、を目標にAさんはどんどん物を処分していきました。今まではトイレットペーパーや洗剤などを、特売のたびに買いだめしていたのですがそれも止め、必要なときに必要なぶんだけ購入するようにしたのだそうです。
「買いだめをしないことで、家の物がずいぶん減りました。それに、近くにスーパーもドラッグストアもあるので、なくなったら都度買いに行けばいい。『あぁ、あれがもう切れてしまった!困ったわ…』なんてことは全くなかったんです」
Aさんは、ミニマリストを目指し、買い置きをしなくてもいいと考え、憧れのシンプルライフを手に入れ、充実した毎日を過ごしていました。
テレビのニュースで「トイレットペーパーが品薄に」という話題を目にしたAさん、自宅のトイレットペーパーをチェックしたところ、今日明日には切れそうな予感。早速ドラッグストアに買いにいったのですが…。
「トイレットペーパーがどこにもないんです。スーパーにもドラッグストアにも、コンビニにも!」
ですが、コロナウイルスが感染拡大するようになってからは、事態は、悪化します。
トイレットペーパーを手に入れるのに苦労して、結局5日後になって、やっと購入できました。
「それ以来、ある程度の買い置きはするようになりました。そのぶん物が増え、今の我が家はミニマリスト失格かもしれませんが…。あんな思いはもうコリゴリです」
Aさんは、最後にこんな感想を漏らしています。
多分、多くのミニマリストが同じ思いをしたのではないでしょうか。
そしがやは、ミニマリストを徹底できなかったので、かえって良かったと今は思っています。
もし、Aさんのようにミニマリストを徹底していたら、どうなっていたかと想像するとちょっと怖くなりますね。
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