現在住んでいるマンションは、ローンを組まず、一括現金で購入しました。
そのせいか、購入したのは、50歳の時でした。
ローンを利用すれば、もっと早く買えたと思いますが、利息を払うのがイヤだったのもあるし、もともとは賃貸派だったということもあります。
そんな現金購入での住宅購入に関して悩んでいる人の記事をマネープランクリニックで読みました。
相談者は、32歳の女性です。
同じ年齢の夫がいます。
収入は、二人で49万円で、貯金は、930万円ほどあります。
住宅購入は、現金かローンかで悩んでいて、相談しました。
▼相談内容
このたびは私どものマネー相談にのっていただき、ありがとうございます。結婚3年目の会社員です。今回ご相談したいのは、以下の3点です。
(1)現在は賃貸住まいですが、将来的には住宅ローンを組まずに駅近の中古マンション(築年数10年程度)を購入したいと考えています。
3000万~3500万円ほどの予算で検討しております。そのために毎月給与から15万円ずつ、年2回の賞与から30万円ずつ資金を貯め、今後も続けていく予定です。この調子でいけば、10年ほどで目標額に達するので、タイミングを見ながら40代か50代には購入したいと思っています。
そこで、購入にあたり現金のみでの支払いによるデメリットがあれば教えてください。全額キャッシュで払うよりも、一部住宅ローンを組み、住宅ローン控除を受けた方がいいのでしょうか?
他にも2つ相談内容がありますが、今回は、住宅購入の問題に絞りたいので、省略します。
この相談に対するFPのアドバイスは、以下の3つです。
アドバイス1:現状では現金購入によるデメリットは皆無
アドバイス2:高い家計管理能力が大きな強み
アドバイス3:住宅ローン控除が必ずしもメリットとは限らない
FPは、アドバイス1で最初の質問に対してはっきりの現金購入によるデメリットはないと答えています。
FPは、43歳の時点で、手持ち資金が4700万円になった時にマンション購入というシュミレーションをしています。
その後も現在の年間240万円の預金額も、マンション購入により賃貸料が減ることもあり、年間80~90万現状より増えるという計算をしています。
65歳で年金を受給するときに月5万円不足するとして25年間で1500万円かかりますが、それでも90歳まで生きても4700万円残るとしています。
結論としては、現金購入のデメリットはないというものです。
また、アドバイス3で住宅ローン控除のことに触れています。
例えば、ゆうこさんのケースを想定して、借り入れ2500万円(自己資金1000万円)、25年返済、全期間固定・金利1.5%とすると、支払利息の合計は約500万円。
対して、住宅ローン控除は、購入から10年間、年末のローン残高の10%が税額控除額となりますが、このケースで控除される税金の合計額は、最高でも約200万円。したがって、明らかにキャッシュ購入の方が得ということになります。
相談者のケースで具体的な計算をしていますが、住宅ローン控除をつかっても、現金購入に比べてメリットがないことがはっきり分かります。
そしがやは、ローンを利用しても住宅を早く購入しても結局はメリットはないという考えていましたが、この記事を読んで、あらためで自分自身の選択は間違っていなかったと感じましたね。
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