持ち家か賃貸かというのは、よくネット上でも話題になっているテーマです。
そしがや自身は、賃貸でずっと住んでいきたかったのですが、妻が分譲でないと不安だということで、以前住んでいた公営住宅から現在の場所へ移ってきました。
世間には、賃貸のままだと老後は不安だと考える人は、結構いるようで、いつも読んでいるマネープランクリニックにこんな相談が載りました。
▼相談内容
数年前に主人が会社都合で失業した際に家計相談をしたときには「辛抱の時期」と励ましていただき、なんとかやりくりすることが出来ました。夫婦二人で出来るだけ長く働くつもりでいますが、退職金はありませんし、賃貸住宅のため老後がとても不安です。収入が縮小される今後、貯蓄は今までのようにはいかないと思います。年金は二人合わせて18万円程度。65歳で都営住宅入居したいのですが、叶わなかったときにどうなるのか。一括で古くて安い中古マンションを購入した方がいいのか。貯蓄目標をいくらにして、どのような選択があるのか、アドバイス頂けたら私の不安も小さくなります。どうぞよろしくお願いいたします。
相談者は、57歳の女性です。
夫と一緒に住んでいますが、二人合わせて月収は、33万円で貯蓄等は、約900万円です。
現在の賃貸住宅だと老後が不安なようです。
FPのアドバイスは、以下の3つです。
アドバイス1 65歳までに貯蓄1500万円を目指す
アドバイス3 都営住宅のケースでも65歳以降も働きたい
相談者が一番気にしているマンション購入については、FPは、以下のように答えています。
住宅資金を500万円に下げても、老後資金は90歳までは持ちません。したがって、このプランではマンション購入はきびしいと言わざるを得ません。
そしがやもFPと同じ意見です。
マンションを購入することは、老後資金を減らすことになります。
ただ、疑問に思ったことは、相談者は、65歳から都営住宅への入居を検討していることです。
現在の家賃の8万2千円を考慮すると今すぐにでも都営住宅への入居を考えたらどうでしょうか。
家賃は、現在よりは安いはずです。
あるいは、都営住宅が無理なら、東京都住宅公社やUR賃貸住宅という選択肢もあります。
絶対現在より家賃が安くなるし、65歳以降も住み続けることができます。
とはいえ、この相談者は、以前もFPのアドバイスを受け、それ以降、なんとかやりくりができたようです。
今後もうまくやっていけると感じました。
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