そしがやは、ローンをしないことにしているので、今までローンと言えるものは、ほとんどありません。
唯一の例外は、日本育英会の奨学金ですが、これも卒業後10年間で返し終わりました。
無論、今問題になっている利息が付いているものではなく、当時は無利息でした。
両親の所得が少なかったので、半額だけ返せばいいというものでした。
ローンをしないのは、生理的に借金が嫌だということもあるし、ローンをしてまで欲しいものがないということもあります。
それに銀行に手数料を儲けさせたくないですし。
いつも読んでいるマネープランクリニックに、ローンを5本も抱えている人の例が取り上げられていました。
5本もローンをするなんて、そしがやには、とてもできません。
相談の内容は、以下のようです。
■相談内容
マンションと家の住宅ローンと、奨学金の返済をしていますが、そろそろ老後の資金作りを考えたいと思っています。また、現在空き家になっているマンションの維持をこれからどうしたらよいかと、悩んでいるところ。夫が何も保険に入っていないのも心配です。どのようなものに加入すればいいでしょうか。
相談者は、52歳の女性ですが、夫と二人暮らしです。
収入は、二人で56万円ありますが、ローンを5本抱えています。
この中でも一番驚いたのは、7年間も誰も住んでいないマンションのローンを払っていることです。
FPのアドバイスは、次の3点ですが、3番目でもそのことに触れています。
■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 十分な家計管理で、支出内容の把握を
アドバイス2 「借り入れ体質」から脱却しよう
アドバイス3 マンションは売却して身軽に
アドバイス3でマンションについては、売却を勧めています。
悩まれているマンションについてですが、すでに7年間、住むことも人に貸すこともなく、つまりは空き家状態。しかし、その間も住宅ローンと管理費が発生し、固定資産税も発生する。トータルの年間コストは60万円を超えます。しかも、物件そのものは年々老朽化しているわけです。
今後、そのマンションを使う予定がないのなら、売却すべきだと思います。売値は購入時の半分とのこと。それも仕方がないことです。仮に売値がローン残高を下回ったら、不足分は今の貯蓄から捻出してもいい。意味もなく所有するより、なるべく早く売却して、固定支出=住宅コストを軽減する方がずっと賢明です。
この点が一番緊急性があるように思います。
毎年何もしないで60万円も費用が掛かるわけですから。
FPのアドバイスにあるように売却した方が賢明です。
そのあとは、アドバイス2で述べられているように借り入れ体質からの脱却が必要だと感じました。
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