公務員時代の友人たちと先日会いました。
30歳代ころに同じ職場にいた同僚たちです。
年に1度、3月か4月ころに飲み会を開いています。
年齢的にも近いので、ほとんどが60歳で退職しています。
ですが、その後、再雇用で仕事をしている人が多いです。
完全にリタイアしたそしがやは、例外的な存在でしょうか。
そんな中に、リタイアして再雇用で働いている女性がいます。
夫も公務員で50歳代半ば、病気のため早期退職をしました。
その後は、夫と二人の子供を彼女だけの収入で支えてきました。
子供も一人は、独立したのですが、もう一人は、まだ学生です。
先日の飲み会では、彼女は、最初、元気そうだったのですが、途中から酔いが回ってきてから、ちょっと精神的に不安定になり、かなり悪酔いをしてしまいました。
ちゃんと家まで帰れるか心配だったのですが、みなでタクシーに乗せ、どうにか帰ってもらいました。
飲み会の場所が、彼女の家の近くのレストランだったので、助かりました。
そんな元同僚のケースに似た記事が、いつも読んでいるマネープランクリニックにありました。
▼相談内容
主人が病気になり退職しました。傷病手当金も失業保険もすでに終わっています。今後、私だけの収入で、どうやって年金支給年齢まで生活をしていけばいいのかわかりません。私の定年はたぶん60歳ですが、その後もできる限り長く働きたいと考えています。
相談者は、Tさんという57歳の契約社員の女性で、夫は、59歳で無職です。
29歳の子供がいますが、独立しています。
ですが、病気で無職の夫を抱えて、これからどうしていいかをPFに相談したものです。
月収は、22万円で貯蓄は、1200万円あります。
アドバイス2 その支出は本当に必要なのかを再確認
アドバイス3 気を付けたい「収入の落差」によるストレス
PFのアドバイスは、以上の3点です。
その中で興味を持ったのは、アドバイス3です。
最初に触れた元同僚のケースから気になったのです。
実は、Tさんのようなケースは、収入がダウンした家計によく見られます。ここで注意したいのは、何かしらのストレスを生んでいないかということです。現在、世帯の収入は手取りで22万円。この金額が、アップしての数字なのか、下がってこの数字なのか、その違いや落差で「幸福度」がまったく違うからです。
Tさんの場合は、月収が手取りで47万円あった夫が収入を失ってから、これからの生活に不安を感じ始めたようです。
かなりストレスがあるでしょう。
前述の元同僚の女性も自分と同じ程度の収入のあった夫が退職して、収入が半分になって以降、ストレスがたまっていたものだと想像します。
飲み会の席では、病気で働けない、あるいは働かない夫に対する愚痴を特に後半は、ずっとしゃべっていました。
ここ数年そういう生活を続けてきたので、かなりストレスは溜まっていたのでしょう。
現在の支出は、ご主人が働いているときであれば何の問題もありません。しかし、今はギリギリです。それでも支出が減らないのは、もしかしたら、モノを買うことでストレスを発散しているのかもしれません。だとすれば、家計にとっては悪循環です。ぜひ、違う形でストレスを取り除くようにしてください。
家計にマイナスにならない形でのストレス発散法をアドバイスしています。
具体的な提案は、していませんが、それは、Tさんが自分にあったストレス発散の仕方を見つけるしかないでしょう。
前述の元同僚の場合は、彼女の愚痴を飲み会でみなで聞いていましたが、彼女のストレス発散には、少しは役立ったかもしれません。
ですが、聞かされる方は大変なので、元同僚には、次の飲み会では、愚痴を吐くだけでなく、もっと建設的な形でストレスを発散するようにアドバイスしたいですね。
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