公務員だったので、マネープランクリニックに載る公務員のケースは、いつも興味深く読んでいます。
勤めているころには、病気のために途中で退職する人が何人かいました。
精神疾患の人が多かったです。
今回登場する事例は、持病があるため長く勤められない女性のものです。
▼相談内容
独身で、持ち家もないことを考えると、将来のことがいつも漠然と不安です。精神疾患の持病があり、薬を服用しながら、仕事をしています。老後に向けて、60歳までに3000万円(貯蓄と個人年金)の貯蓄目標を立てていますが、何かと支出が増え、毎月約2万円の赤字に……。楽しみが減りますが、削れるところは削りたいです。好きな旅行もあきらめました。保険の見直しもしたいと思っています。お金の問題がある程度クリアになったら、気持ちも楽になるかと思います。よろしくお願いいたします。
相談者は、47歳の公務員の女性です。
精神疾患の持病があり、60歳での退職を考えています。
将来のことが漠然と不安なようです。
月収は、29万円で貯蓄は、約700万円です。
FPのアドバイスは、以下の3点です。
アドバイス1 旅行を我慢しなくても老後資金は安泰
アドバイス3 持ち家はずっと住み続けられるかが問題
相談者が一番心配しているのは、老後資金ですが、FPは、安泰だと述べています。
無理に趣味の旅行も我慢する必要はないとのアドバイスです。
そしがやもそう感じました。
病気があるとはいえ、60歳までは勤められるのですから、比較的余裕があります。
それに支出も無駄が少ないようです。
確かに持病を持っていると老後に不安を感じるのは、当然ですが、客観的にみると問題はないと思えます。
それは、60歳まで働けるということが大きいです。
ただ、そしがやが気になったのは、中古住宅の購入です。
FPは、85歳以上生きれば、マンション購入のほうが得だとしています。
しかしFPが指摘するように持病を抱えていると何が起きるかわかりません。
ですから、もう少しマンション購入は、時間をかけて検討したほうがいいと述べています。
その通りでしょう。
結論から行けば、賃貸のままのほうが将来のことを考えると問題が少ないと思いました。
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