公務員時代には、定年前に退職した職員は、何人もいましたが、その中には、借金を退職金で返すために退職した人がいました。
まだ30歳代前半で独身の男性です。
サラ金から借金があるようで、職場にもよく業者から電話がかかってきました。
そのうち、いつの間にか職場に姿を現さなくなり、あとで退職したと聞きました。
借金を退職金で返したそうですが、借金の原因は、ギャンブルだという噂でした。
その後どうなっているかは、耳にしませんでしたが、どうしているんでしょうか。
そんな借金地獄に陥った公務員は、他にもいるようでこんな記事を読みました。
吉田豊さん(仮名・42歳)フリーランス・年収300万円 総額借金300万円
「自己破産で家を手放すと、競売の進展ごとに裁判所から通知が送られてきます。ただ、最終的な落札主が誰なのかもわからないまま私の家は人手に渡りましたが……」
そう話すのは、5年前まで地方公務員だった吉田さん。独身ながら当時住んでいた家は1500万円で買った中古マンション。非常に安定した生活に思えるが、「仕事上のストレスが半端なく、買い物依存症になってしまった」という。
この記事の吉田さんは、仕事のストレスで買い物依存症になってしまったようです。
そしがやも現役のころは、ストレスは、かなりあったので、ストレス発散のために買い物依存になった吉田さんの気持ちがわからなくもありません。
ですが、彼は、買い物でできた借金返済のために退職を選びます。
希望退職で得た数百万円の退職金は借金の返済で消滅。「もともと文章を書くのが好きだった」ということもあり、セカンドキャリアはフリーライターを選んだが、独立から1年で生活費はつきた。
買い物依存症による借金を退職金で返して、フリーライターになったものの生活費は、尽きて、また借金漬けの生活に戻ってしまいます。
資産を持ったまま、債務を減額できる個人再生の道を選ぼうと弁護士に依頼しますが、
「個人再生は前提として定収入が必要です。そのため申請がなかなか通りませんでした。4年近く経過して耐えきれなくなり、自己破産に切り替えたんです」
それで最終的には、自己破産になり、マンションも手放すことになってしまいました。
途中で、どうにかできなかったのでしょうか。
仕事のストレスが原因ですが、人事異動でストレスのない職場へ移るとかの選択肢はなかったのかな、と思います。
吉田さんの今後の人生が気になりますが、まだ40歳代と若いので、やり直しはできるので、無理しないで頑張ってほしいですね。
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