昨日、やっと年賀状を書き終えて、郵便ポストへ投函してきました。
印刷した年賀状の裏面に手書きでちょっとしたコメントを、相手やその家族のことを思い浮かべながら、付け加えました。
その時に、いまだ独身の30~40歳の子供がいたり、そしがやと同じ年齢でも独り者が多いことに気づきました。
無論、日本社会には、独身者が増えているのですから、そしがやの周辺だけ例外ということはあり得ないのでしょう。
こんな記事を読みました。
そういった独身者の未来についてのものです。
誰にも看取られず、一人部屋で亡くなる孤独死は年間約3万人――。ここ日本ではざっと置き換えると1日当たり約82人、1時間に約3人以上が孤独死で亡くなっているという計算になる。『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』の著者、菅野久美子氏が、現代ニッポンの抱えるこの大きな社会問題のリアルを追った。
この記事では、いろいろな場面で取り上げられている孤独死のことを追っています。
千葉県のマンションに住む60代の男性は、孤独死してから半年間にわたって発見されなかった。男性の傍らには、犬と猫7匹が一緒に息絶えていたという。
死後半年と聞くと特殊なケースと思われるかもしれないが、高断熱や気密性の高いマンションでは、訪問者でもない限り、長期間遺体が見つからないことも多い。長期間遺体が放置されてきたこともあり、すさまじい光景だったようで、物件を買い付けた不動産屋はその臭いに卒倒しかけたという。
まず60歳で孤独死をとげた男性の例を挙げています。
亡くなって半年も発見されなかったというものです。
よく調べるとこの男性は、ほとんど周りとの付き合いがなかったようです。
それが、発見に半年もかかった理由でしょう。
またもっと若い世代でも同じようなことが起きる可能性が大きいとしています。
現在30歳から40歳の世代です。
すべての世代を合計すると約1000万人が様々の縁を断たれて、孤立しているとこの記事では述べています。
この記事では、孤独死の前段となる孤立を予防するためには、縁が大事だとしています。
血縁、社縁(職縁)、地縁、選択縁(趣味などを通じて生まれる縁)などです。
ですが、団塊ジュニアやゆとり世代と呼ばれる、30歳から40歳の世代は、非正規の人が多く、社縁から切り離されているので、社会的孤立のリスクが高いと分析しています。
最後には、この団塊ジュニア、ゆとり世代こそが実は最も孤独死に近い世代で、現在の孤独死年間3万人は、「大量孤独死時代」の序章に過ぎないとまで述べています。
ちょっと怖いような結論ですが、近未来には、あり得そうですね。
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