先日、春めいてきた夕方に駅からの帰り道をいつもとは、違う道を歩いて、家に帰ってきました。
寒い時は、一目散に家に帰るのですが、ちょっと暖かったので、近所をぶらついてみようと考えたのです。
普段とは、違った家並みなので、ゆっくり歩いてきましたが、一軒の家が目に留まりました。
狭い庭があるのですが、そこには、ゴミが入ったと思われる大量の段ボールが野積みされているのです。
大分放置されて日数が経つせいか、段ボールも雨風にさらされて、傷んでいます。
中に入っているものも一部見えました。
家電量販店の紙袋などです。
幸い生ものはないようなので、そんなに匂いはしません。
道路にまではみ出すほどではないのですが、こういうのが、ゴミ屋敷かと思って前を通りました。
無論、どんな人が住んでいるのかは、わかりませんでしたが、家の中がどうなっているのかが、気になりました。
カーテンに覆われていて、無論、中の様子はわかりません。
テレビなどでよく紹介されているゴミ屋敷かもしれないと思いました。
多分、以前にもこの家の前は、通りかかったことはあるはずですが、ゴミは出ていなかったような気がします。
ここまで放置されていれば、気が付いたと思います。
何かこの家の住人に起きたのかもしれません。
こんな記事を見つけました。
都心のアパートで、死後3週間で発見された40代後半の男性の現場は典型的なゴミ屋敷であった。
しかし、男性の遺品を見ると、もともとはアクティブだったようで、スキー、ゴルフなどスポーツ用品が大量に押し入れに入っていた。また、ワイシャツやお洒落なネクタイが100本以上もクローゼットに眠っていたことから、いわゆる「独身貴族」を謳歌するサラリーマンだったようだが、そんな彼の日常が一変したのは、スポーツでのケガだったそう。
「ギプス類が押し入れから出てきたんです。10年ほど前までは活動的だったはずなのに、ここ数年で松葉杖生活に。それがきっかけで精神的にも病んで離職。ゴミに埋もれた生活を送っていたようです」
ゴミ屋敷で亡くなった男性の部屋が一変したのは、スポーツのケガだったとこの記事は伝えています。
それが、きっかけで精神的にもやんでゴミ屋敷になってしまったようです。
ゴミ屋敷になるのは、自分のことをかまわなくなるセルフネグレクト(自己放任)の一種だと言われています。
ケガや失業をきっかけに簡単になってしまうとこの記事は、述べています。
最初の家の住人は、どういう経過で段ボールが庭に放置されるようになったかは、わかりません。
一時的な理由で段ボールが置かれているだけかもしれません。
知り合いでもないので、どうすることもできないのですが、しばらくしてまた前を通ったら、庭がきれいになっていることを願うしかないんでしょうね。
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