MSNニュースに載るマネープランクリニックは、楽しみに読んでいますが、ときどきどう考えたらいいのかわからないケースも取り上げられます。
今回の事例は、このようなものです。
■相談内容
毎月、赤字続きで悩んでいます。なんとか子どもたちを不自由なく食べさせていきたいと思いますが我慢させていることも多い状況です。親からの借金もある中で、家計立て直しのアドバイスをよろしくお願いいたします。
収入もそこそこあるのに毎月赤字が10万円あるというものです。
夫婦とも働いていて、月収は、約32万円です。
家計データを見ると支出も同じくらいの金額ですが、実際は、約10万円の赤字になっていて、親からも借金をしているとのことです。
なぜこうなるのか相談者もよくわからない事例です。
FPのアドバイスは以下の通りです。
アドバイス1 家計に対する認識と現実のギャップを埋める
アドバイス2 脱クレジットカードと自営を継続すべきかの再考を
アドバイス3 気持ちの余裕を作れる家計に
アドバイス1では、家計をしっかり把握することを提案しています。
家計でもっとも大きな問題は、ご相談の状況と家計収支が合っていないということです。
「毎月生活費が10万円足りない」とのことですが、いただいたデータでは収支はほぼトントン。これだけで、年間にしたら120万円もの開きが出てしまいます。これでは家計改善でどこに着手していいのか、そこが判断できません。
(中略)
そこでまず、支出を正確に把握しましょう。実際に貯蓄が減っているのなら、間違いなく収支は赤字ということ。つまり、支出額はこのデータ以上にあるわけです。家計簿を付けて、本当はいくら支出しているのかしっかり記録してください。
FPは、まず支出を正確に把握するために家計簿をつけることをアドバイスしています。
これは、そしがやも同感です。
現状ですとどこから手を付けていいのかわからないし、何の判断もできません。
すべてのことは、現状把握をはっきりすることから始まると感じました。
ただ、実際のところ、今まで把握する習慣がなかった人には、なかなか家計簿をつけることでさえも結構難しいかもしれせんが、克服すれば、あとは意外とスムーズにいくような気がしました。
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