いつも楽しみに読んでいるマネープランクリニックですが、中には家計の深刻さをしっかりと認識していないものがあります。
自己破産にでもなりそうなくらい家計の状況は、悪いのに、かなり無駄のある生活をしているというものです。
今回の記事は、そんな感じがしました。
■相談内容
夫がギャンブルで借金を作り、その返済で貯蓄どころか、生活費も足りません。勤務先やカードローンの返済を合計すると、毎月7万8000円にもなります。児童手当も支出に回ってしまいます。貯蓄もまったくなく、給料日前には手持ちのお金がほぼなくなるという生活です。毎日お金のことで頭を悩ましています。このような生活がいつまで続くか、それを考えるだけでストレスが溜まります。どこをどう切り詰めればいいのかわかりません。
収入は夫婦合わせて、34万円ほどです。
貯蓄はまったくありません。
いままでいろいろな家計を見ていたのですが、完全に0というのは、あまりありませんでした。
支出も34万円ですが、内容を見るとちょっと危機感が足らないような気がします。
FPも同じように感じたようです。
FPのアドバイスは、
アドバイス1 事態はいかに深刻かを認識すること
アドバイス2 より徹底した切り詰めは不可欠
アドバイス3 返済の目標は4年後に設定する
FPと同じようにアドバイス1が一番大事だと思います。
正直事態は深刻なのに家計に対する危機感がありません。
家計状況やこれまでの経緯を拝見する限り、自己破産をしてもおかしくないところまできていると思います。そのくらい事態は深刻です。
危機感を持った上でアドバイス2を実施する必要があります。
具体的には、FPも述べているようにスマートフォンや保険などの無駄をやめることでしょう。
そしてアドバイス3にあるように借金の返済をすることです。
過去、私が相談を担当した事例に、似たようなケースがいくつかありました。その経験から言えば、本当に生活を切り詰めて、自分自身が苦しい思いをしていくことが、失敗を繰り返さないためには効果的なのです。あの生活には二度と戻りたくないという思いが、ギャンブルへの欲求の抑止につながるからです。
すべての原因は、夫のギャンブルですから、苦しい思いをしていくことがギャンブルへの抑止になるというのは、もっともだと思います。
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