勤め始めたころの職場で借金で退職した同僚がいました。
辞める最後のころは、よく借金返済の電話が業者から掛かってきていました。
親しくはなかったので、直接本人と話すことはなく、他の同僚から退職金で借金を返済したという話を聞きましたが、その後、どうなったでしょうか。
噂だと、賭けマージャンで借金と作ったとのことでした。
どんな組織にもこのように借金を作って、辞めたりといった職員はいるようです。
そんな中、いつものマネークリニックに自己破産をした女性のケースが取り上げられていました。
■相談内容
老後の住処をどうするか、模索中です。5年前に自己破産。マンションも手放し、現在は両親と同居しています。実家は築50年近くになっていますが、親も貯蓄がないため、リフォームは無理。住めるだけ住んで、あとは一人暮らし(賃貸/家賃4万~5万円)と考えています。しかし、貯金が少なく、不安です。65歳まで働いて、あとは貯金と年金で何とかやっていけそうだが、住まいについてはどう考えたらよいか、アドバイスをお願いします。貯めては使ってしまう性格なので、2年前から個人年金保険に加入しました。
相談者は、51歳の独身の女性です。
貯めては使ってしまう性格のようです。
自己破産の経過ですが、以下のような無理なローン返済があったようです。
30歳でマンション購入。37歳で自己都合により退職。その後、派遣社員などを経て、数回転職。ローン返済のため、消費者金融等で借り入れ。前職では、経営悪化のため賞与ゼロなどの時期もあり、ローン返済に限界を感じて、自己破産手続きをする。
]FPのアドバイスですが、以下の3つです。
アドバイス1 自宅は手放すと考えるのが現実的
アドバイス2 個人年金保険の加入が大きい
アドバイス3 65歳以降も働き、老後資金の上積みを
その中でもそしがやが興味のあった老後のことですが、アドバイス3によると、
具体的には2つ。ひとつは65歳以降も働くということです。今後、収入アップは望めなくとも、長く働くことで生涯賃金を増やすことはできます。できれば70歳を目標に、月額5万円でも得られれば、それでも十分、老後資金の貴重な上積みとなります。
もうひとつは、70歳まで働くことが前提ですが、公的年金の支給の繰り下げ、つまり支給開始年齢を先に延ばすことです。70歳に延ばせば年金の増額率は約42%。もちろん、その分、受給できる年数が減るのですから、一概に得になるとは言えません。しかし、70歳以降の年金額を増やすことで、より高齢になってからの貯蓄の取り崩しを抑えることができます。
65歳以降も働き続けるというのが、つらいところです。
マンションさえ購入せず、自己破産がなければ、もっと早くリタイアできるかもしれません。
とはいえ、自己破産したことは間違いないので、FPのアドバイスのように生きていくしかないんでしょうね。
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