最後にいた職場で30歳代で結婚して、子供が生まれたばかりの男性がいました。
いつもお金がないと言っていて、経済的に大変そうな様子でした。
彼の妻も公務員なので、不思議に思っていたら、離婚した前の妻との間に子供がいて、養育費を払っているので、その負担が大きいのだと別の同僚が教えてくれました。
それで納得したのですが、公務員時代には、他にも同じような立場の男性がいました。
その男性も養育費の支払いに苦労しているように見えました。
このことは、民間企業でも同じで、こんな記事を読みました。
52歳で独身、毎月の手取り額が44万円と聞けば、それなりに老後資金の蓄えもありそうなもの。だがAさんの家計簿を見ると収支合計はゼロ。貯蓄はほとんどない。ただ、これには納得できる理由もある。じつは離婚歴があり、今春大学生になる子どもの養育費として毎月20万円がかかっているのだ。家賃7万円のワンルームに暮らし、特に趣味もないAさんは、度を越した贅沢をしているというわけではないのである。
独身で手取り額が44万円あれば、普通はかなり優雅な生活ができそうです。
ですが、この事例のAさんは、貯金は、ほとんどありません。
養育費の支払いがあるからです。
毎月20万円というのは、かなりの額です。
最初に触れた同じ職場だった同僚の男性は、いくらぐらいの負担をしていたかわかりません。
ですが、まだ30歳代で給与は、安かったでしょうから、仮にこのケースの半額の月額10万円でもかなりの負担だったでしょう。
Aさんの場合、あと4年で養育費からは解放される。その後55歳から60歳まで、これをまるまる貯金に回せばたった5年間で1200万円近い老後資金をつくることが可能だ。一方で、養育費を支払っている間は子どものためにも、収入保障保険に入っておいたほうがいいだろう。
Aさんは、4年で養育費の支払いから解放されますが、今度は、老後資金を作る必要があります。
さて、定年を迎えるときにAさんは分岐点に立つことになりそうだという。選択肢の1つは、70歳まで勤務可能な現在の職場で引き続き仕事に打ち込むこと。もう1つは、早期退職を含めた退職後に、老親の面倒を見るため実家に帰ること。
この記事では、二つの選択肢を述べています。
どちらの選択肢もありそうですが、そしがやだったら、前者の選択肢を選びそうですが、親の体調によっては、後者を選ばなくてはいけないでしょう。
それにしても最初に触れた同僚は、今はどうしているでしょうか。
養育費を送っている子供は、まだ小学生か、中学生でしょう。
大学まで行くと考えると養育費の増額もあるかもしれないし、2度目の結婚で生まれた子供にもお金がかかるので、これからも苦労が続きそうですね。
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