リタイアする人にとっての夢は、配当や株式優待だけで暮らせることでしょう。
アルバイトなどの仕事をしないで配当などだけで生活できるのが理想だと思います。
そしがやは、昨年の4月から収入がないので、今までの蓄えを取り崩しています。
預貯金が毎月減っていくのは、リタイア前は予想していたとはいえ、精神衛生上よくないものです。
まだ年金が出ていませんが、年金が出てもすべての費用はまかなえないので、やはり預貯金を取り崩すしかないようです。
ですから少しでも配当などから生活費が補えればと考えていますが、そしがやの場合、微々たる物です。
いろいろなブログを見ていると実際に配当だけで暮らしている人もいるようです。
うらやましいとは思いつつも誰でも出来るものだとは思えません。
運用にはかなりの知識とリスクが伴うように見えます。
そんな中、以下のように記事を見つけました。
株式優待で有名な桐谷さんが自分の優待生活を語ったものです。
ちょっと一部を紹介します。
桐谷さん:そうですね。今は株価が上がりましたけど、優待利回りと、配当利回りで4%を超える銘柄なら、銀行の定期預金よりいいですから。
ガイド山口:銀行の1年定期の金利は、0.025%ですからね。100倍以上ですね。株がどれくらいあれば優待と配当だけで暮らせますか?
桐谷さん:だいたい3000万円くらいと言われています。
ガイド山口:ハードル高いです……。
3000万円で優待と配当だけで暮らせるでしょうか。
配当と優待の利回りでが4%としても年間120万円です。
配当は、約20%の税金がかかりますから実際はもっと減ります。
仮に配当と優待とを半分ずつにすると配当の60万円は、約20%の税金を引かれて、48万円になります。
優待分と足すと108万円です。
さすがにこれだけで暮らしていくのは無理でしょう。
ちょっとこれは、桐谷さんの認識が違うように感じますね。
どんなに節約してもこの108万円では生活できないです。
単身者でも最低5000万円くらいは必要でしょう。
それでも配当と優待収入は、さっきの計算で行くと、180万円です。
月々15万円です。
これは、かなり厳しい節約生活になりますが、どうにか生きていけそうな気がします。
ですが、株主優待の廃止や利回りの低下というリスクが常に付きまといます。
これからどういう経済変動があるか分かりません。
一生この金額で生活できるかどうかは、かなり難しいかもしれません。
桐谷さんの3000万円はどこからきた数字か分かりませんが、この金額の株式で生活している人が実際いるのかもしれません。
できればそういう人の具体的な例を知りたいですね。
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