そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

駅前のホームレスの女性

 

 

1月も12日になりすっかり正月気分は抜けてきて、日常に戻っています。

大学院の授業も始まりました。

年末年始は、少し風邪気味だったので、中断していた散歩も再開しました。

 

そんな中、気づいたことがあります。

そしがやが普段利用している駅は、それなりに大きくて、駅ビルもあります。

利用者も多いです。

そしがやは、通学で利用するだけでなく、散歩の途中もよく通ります。

 

そんな駅ですが、駅前に3つほどベンチがあります。

普通なら4人ほどは座ることができる長さのものです。

そのベンチの一つにいつのころからか、ホームレスと思われる女性がいつも座るようになりました。

その4人掛けのベンチに自分の全財産と思われるいくつかのバッグなどの荷物を置いて、一人で占領しています。

今は寒いので、すっかり着ぶくれしていて、顔を見ると60歳過ぎでしょうか。

 

これまでは、あまり気にならなかったのですが、この前に通ったら、彼女の周りに十数羽の鳩や雀が群がっています。

彼女が餌を与えているからです。

鳥たちの羽ばたく音がうるさいくらいです。

大量に鳥たちが集まり、彼女の顔が見えないくらいでした。

その前を通る人たちにも、その姿が異様に思えたのか、みな見ながら通過します。

 

それまでは、あまり気にすることもなかったこのホームレスの女性のことが今回の鳥のことで記憶に残りました。

でなければこのブログに記事として書くこともなかったでしょう。

 

数日後、東京で久しぶりに雨の降った日ですが、やはり駅前を通り過ぎると彼女が傘を差して、雨に耐えていました。

まわりの荷物には、ビニールで覆って、濡れないようにしています。

その姿を見ていて、雨が降っているのなら、駅の中の雨のかからない場所にでも移動すればいいのにと思ったものですが、そのベンチは彼女の絶対守らなくてはいけないものなのでしょう。

移動したら、誰かにその場所を奪われるとでも考えているのかもしれません。

 

その後、その駅前を通る時には、彼女の様子を見るようになりましたが、いつも何かノートにせっせと書き物をしている時が多いようです。

日記のようなものなのでしょうか。

遠くから見るとノートは文字でびっしりと埋まっています。


駅前で見かける彼女には、これから寒くなることもあり、どこかの暖かい公的な施設で過ごしてほしいものです。

多分、役所側も何らかの接触はしているとは思います。

ですが、このように長期間ホームレス生活を続けているということは、今の自由な生活がいいということかもしれません。


これからもこのホームレスの女性のことは、散歩の途中には、気に留めることになりそうです。