いつもよく視聴しているyoutubeチャンネルのZappy Channelで、イギリスBBCラジオでの今年10月の人気投票でビートルズが1位になったという記事を見ました。
この元のBBCのチャートでは、30位まで紹介されていますが、とりあえず10位まで載せておきます。
1:The Beatles
2:Queen
3:The Rolling Stones
4:Pink Floyd
5:Fleetwood Mac
6:Led Zeppelin
7:Take That
8:Coldplay
9:Oasis
10:Electric Light Orchestra
このニュースを知って興味深かったのは、いまだに60年代70年代のグループが人気があるということです。
この頃って、そしがやが一番洋楽を聞いていましたね。
それにしても解散して50年以上経つビートルズが現在でもイギリスで人気がナンバー1というのが驚きです。
そんなビートルズは、そしがやが一番好きなバンドでYouTubeに種々の音源があるので、よく視聴しています。
ビートルズいまだに愛される魅力について、音楽的な面を中心に個人的な感想を述べてみたいと思います。
1 4人ともボーカルを取ることができる
メンバー全員が歌えるバンドというのはなかなかありません。
メインボーカリストは、ジョン・レノンとポール・マッカートニーですが、他の2人もアルバムでは、リードボーカルをとっています。
そんなこともあって、多様なボーカルを聞けるのがビートルズの魅力です。
多くのロックバンドでは、ボーカリストは一人です。
このチャートでも3位にランクしているローリングストーンズは、ほぼリードボーカルは、ミック・ジャガーに限られます。
日本のバンドでもリードボーカリストは、一人の場合がほとんどです。
この手のバンドの欠点は、いつも同じボーカリストなので、長く聞いていると飽きてくることです。
それにこういったバンドでは、リードボーカリスト以外のメンバーは、バックバンド的な扱いになり、ほぼ名前を知られることがありません。
2 多様な楽曲
1にも関係してくるのですが、主要なボーカリストである3人は、作曲もするので、楽曲が多様なものになります。
それに活動期間が1062年から70年と短かったにも関わらず、初期の曲と後期の曲とでは、同じバンドとは思えないほど異なっています。
そのジャンルで言えば、初期のロックンロールから「イエスタデイ」のような弦楽四重奏をバックにした曲もあります。
ジョージ・ハリソンの楽曲のようなインド音楽に影響を受けたものもあり、また中期の「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のようなサイケデリックなものまであり多彩です。
ほかにも「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」のようなジャマイカのスカのような曲もあります。
3 コーラスが見事
ビートルズというとロックバンドのイメージがありますが、そのコーラスワークも素晴らしいです。
特に初期の楽曲では、ジョン、ポール、ジョージのコーラスの曲が多くて、そのハーモニーの見事さに長年聞いていても飽きることがありません。
一番多いのがジョンが主旋律で高音部をポール、低音部をジョージが歌うことが多いですが、楽器を弾きながらあそこまでできるのは、信じられません。
これも全員がリードボーカルを取れるバンドだからでしょう。
それにしても日本のバンドでも同じようなハーモニーを聞きたいのですが、このようなハーモニーを聞かせてくれるバンドがほぼないのが残念です。
音楽的な面からビートルズの魅力を挙げてみました。
その後いろいろなグループが登場しましたが、これからもビートルズを超えるバンドはなかなか現れないような気がしています。