老後破産という言葉をよく聞きます。
自分だけは、関係ないと思いがちですが、油断すると老後破産におちいる危険は、意外なところにあるようです。
そんな記事を読みました。
人生100年時代、老後は現役の頃のお金の出入りを見直さないと、あっという間にお金はなくなる。そんな悲劇を回避するために、前編では「65歳すぎて「1000万円が貯まる人」がやっている、家計管理のスゴ技」をお伝えした。さらに後編では、老後にどんなことが起きて出費が増えるのかを紹介する。
この記事では、老後破産につながる3つの事例を紹介しています。
いずれもありがちなものです。
「長男と次男、それぞれの家族を連れ、一回15万円ほどを全額負担して旅行をするのが習慣になっていたお母さんがいらっしゃったことがあります。息子家族が帰省する費用も出していたそうです」
この相談者は、年2回の旅行代、お盆と正月の帰省代や孫への小遣いで毎年80万円もの出費があったという。
確かに孫に会うのは、楽しいでしょうが、このようにお金を使っていたら、すぐになくなってしまうでしょう。
それにしても旅行代はともかく、息子たちの帰省代まで負担していたというのは、ちょっと驚きです。
「証券会社の担当者から新規公開する通信会社の株を勧められ、約5000万円の相続財産を元手に3万株申し込みました。ところが上場後、株価が大きく下落したのです」
2つ目の事例は、証券会社の担当者から勧められるままに株式投資をして、大きな損失を被ってしまった都内在住の68歳の男性のものです。
これって、急に財産が入った人には、よくありそうなケースです。
それにしても5000万円を1銘柄に投資するというは、かなりリスキーです。
この方は、これまで投資経験がなかったのでしょうか。
その上、株が下落すると、証券会社の担当者は、生命保険会社の公募増資の案件を提案してきて、言われるがままに新しい株式を購入してしまいます。
「通信会社の株は約750万円の損失を確定し、新たに生命保険会社の株を買いました。しかし、結果は最悪でした。
まず生命保険会社の株価が急落、約860万円の評価損が発生した。しかも手放した通信会社の株は売った直後に値上がりしました」
すると新しく購入した株は、下がり、売ったばかりの株は、値を戻すという皮肉な展開になったという事例です。
これって、まさに証券会社の担当者のカモになってしまったものですね。
3つ目のケースはリフォームに関してのものです。
サンルームを作ったらどうか、床材を転んでも怪我しにくい素材に替えよう、台所の設備も最新のものにしよう……。業者の話を聞いているうちに、リフォーム費用はどんどん膨らんでいった。
予算300万円のつもりが業者に言われるがままに増えてしまい、結局900万円にまで費用が増えてしまったものです。
これもありがちですね。
やはり本当に必要なリフォームを見極めて、予算管理をしっかりしないといけないということですね。
65歳以降の人生は、こうした選択の積み重ねだ。同じ貯金3000万円の夫婦でどれだけ差がつくかの参考にしてほしい。
最後は、こう締めくくっています。
そしがやは、子どもはいないので、1つ目のケースが該当しませんが、2つ目と3つ目のケースについては、気を付けなくてはいけないですね。