12月末に提出した修士論文に対して主査と副査の二人の教授からの質問を受けるというものです。
今年は、コロナ渦ということでズームで15分ほどのものでした。
試験前は、いろいろと質問を予想して、準備していたのですが、無事終了しました。
二人の教授の全体的な意見は、論文の着眼点はいいが、その展開が弱いというものです。
ほかにもいくつか個別の意見をもらいましたが、まあ、論文は、試験を通過したかな、という印象を持ちました。
3月に結果の発表がありますが、たぶん、卒業はできるでしょう。
昨年は、卒業式はなかったので、今年も卒業式はなく、昨年と同様に卒業証書授与式を各専攻で行うだけになると思われます。
今は、口述試験が終わって、ホッとしています。
これで大学院修士課程の3年間が終わるということになります。
この1年間は、コロナ渦でほとんどズームでの授業でした。
いろいろな記事を読むと大学生がズームだけの授業で友達もできず、孤独を感じているとか、授業が一方的になりがちで不満を抱えているといったものが多いようです。
ですが、そしがやに関して言えば、そんな悪くなかったと感じています。
メリットを挙げてみると、
毎日大学院に通う必要がなくなったので、通学時間と交通費がかなり減った
また大学院の飲み会等がなくなったので、出費が減った
すぐに思い浮かぶのは、この二つです。
経済的な出費が減ったのは、事実です。
それに毎回片道1時間をかけて通学することもなくなりました。
これは、たぶんテレワークなどで通勤時間が減った人はみな感じていることではないでしょうか。
一方、デメリットですが、
授業後に友達と会話をすることで情報交換することができなくなった。
図書館をはじめとする学内施設を利用することが少なくなくなった。
ズームによる授業では、教授に質問は、従来通りできましたが、今までの教室で授業後よく話していた学生同士の授業の感想とかの話ができなくなりました。
学生間のコミュニケーションが圧倒的に減りました。
また図書館も授業の前後にはよく通っていたのですが、いまは月に2~3度行く程度に減ってしまいました。
こう見てくるとこの1年間はそれまでの大学院生活に比べてかなり特殊な年でした。
メリットとデメリットを比較すると3年目のそしがやにとっては、デメリットは、そんなになかったというのが、率直な感想です。
それは、大学院が3年目ということがあり、もうそんなに授業を受ける必要がなく、修士論文に集中するだけでよかったということもあります。
友達のことでいえば、すでに何人かいるので、必要な情報交換は、メールでのやり取りで済んだということです。
ただこれは、今年入学した1年生の場合は、ちょっと難しかった点かもしれません。
図書館の利用は、近くの自治体の図書館を使うことで代替できました。
こう見てくるとこの1年の大学院生活は、意外とそんなに悪くなかったと思えます。
ただ、多くの人にとっては、そうではないでしょうから、早くコロナが収束することを願っています。
関連記事