現在、年金だけでは、赤字なので、貯蓄から補填するという生活が続いています。
たぶん、多くのリタイアした人にとっては、年金だけで暮らしていくのは、ほぼ無理でしょう。
ましてや、年金額が少ないとその生活は、かなり大変なものになりそうです。
そんな年金額の少ない女性からの相談の記事を読みました。
ロクさん(仮名)は、61歳の会社員ですが、老後に対する不安があり、相談しました。
月収は、20万円で、貯金は、6900万円あり、投資は、1840万円あります。
▼相談内容
若いころきちんと働いていなかったので、将来の年金は少額です(月額9万円程度)。
1人なので、老後資金としてどのくらい用意したらよいのか、また、資金の運用先(金融機関の方の言うとおりにしていましたが、利益を生まず、損をする傾向にあるので)をどのように選択したらよいのか、アドバイスをお願いします。
現在働いていて、資産額は、8740万円もあれば、年金額が少なくても、そんなに老後に対して不安を感じる必要は、なさそうですが、ロクさんは、そうでもないようです。
アドバイス1:生活費を今の倍にしても問題なし
アドバイス2:これからは自分のために時間を使う
アドバイス3:これ以上、投資比率は上げない
ファイナンシャルプランナー(以下FP)のアドバイスは、以上の3点です。
そしがやもこのケースを見たときになぜ、これだけの資産があって、どうして、老後に対する不安を感じるのか、わかりませんでした。
現在のままでいいのではないかと思いました。
FPも同じように考えています。
アドバイス1でFPは、今のままで老後の経済的な問題は、ないと述べています。
そしがやも同感です。
それは、1か月の生活費が13万8000円と少ないことや資産額の多さがあります。
これは、相談者がこれまで努力してきたからでしょう。
そしがやが一番大事だと思ったのは、アドバイス2で触れていることです。
「自由な時間と金銭的な面とのバランス」を心配されていますが、長く働くことは老後資金が心許ない場合の有効策であり、ロクさんのように潤沢な資金があれば、無理に働く必要はありません。今まで頑張ってこられたのですから、ご自分のために自由に時間を使ってほしいと思います。
FPは、「ご自分のために時間を使ってほしい」と強調していますが、その通りだと思います。
確かに資産額が減っていくのは、つらいですが、老後を大いに楽しでほしいですね。
そのために今まで貯めてきたのでしょうから。
関連記事