そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

ネットに弱みを開示することのリスク

毎日いろいろなブログの記事を読んでいますが、自分の弱みをオープンにしているものがあります。

例えば、自分は、不治の難病で苦しんでいるとか、心の病で治療してもなかなかよくならないとか、です。

たぶん、ネット上で明らかにすることで誰かに寄り添ってほしいのかもしれません。

 

そしがやの場合は、正直大変だな、とは思いますが、それ以上のことをしようとはしません。

ですが、身の回りにそういう人がいたら、何かの共感の言葉をかけてあげるでしょう。

身近な人だったら、どういう人かもよくわかっているからです。

ネット上では、相手のこともよくわからないので、そういったメッセージをわざわざ送ることはないです。

ですが、もし送るような人がいたら、何らかの意図を持った人のような気がします。

多くの場合、悪意のものでしょう。

つまりネット上に自分の弱みを開示することは、何らかのリスクを伴っているということです。
いつも読んでいるちきりんがこのことを記事にしていました。

 

chikirin.hatenablog.com

 

インターネットなど存在しなかったずっと昔から、「心が弱っている人を狙う詐欺師」はたくさんいました。たとえば子供が不慮の事故で亡くなった親のところには、
・子供が成仏できずにさまよっている。今なら特別に、偉い先生がありがたいお経を唱えてくれる。
・こんなことが起ったのは悪い霊がついているからだ。お祓いをして、この聖水を毎日、仏壇に供えなさい。
・玄関の方角が悪いからこんなことになったのだ。すぐに改修したほうがいい。みたいな人がやまほど集まってくるんです。

 

こういうことって、よく聞きますね。

人の弱みにつけこむ人たちです。
ネット時代以前は、詐欺師にとって、こういう人をみつけだすのがなかなか大変でした。

ですが、ネットの発達で、こういう心の弱った人を見つけるのがラクになりました。
その理由は、

 

ネットに「自分は心が弱ってます」と自ら開示する人がいっぱいいるから。

 

その結果は、どうなったかというと、

 

昔なら、善意の人 9人 + 悪意の人 1人、だったのに、今は、善意の人 1人 + 悪意の人 9人、みたいになっちゃってるんです。
★★★
インターネットとSNSの時代になり、自らの弱みを見知らぬ人に開示する人は、この割合をしっかり理解しておく必要がでてきました。
いつか私が難病を煩い、それをネットで開示したら、やまほどの、
・私の親も同じ病気でしたが、食生活をこうしたら治りました!
・日本では未承認の特効薬を知ってます!
・私も同じ病気になりました。同じ悩みをもつ人とつながりたいです!
といった連絡を受けることになるでしょう。

 

公にすることでそういった悪意の詐欺師のターゲットになっているというのです。
そういう詐欺師は、最初は、寄り添いの言葉をかけてきますが、最後には高価なお札やら壺やら聖水やらを買ってくださいとか、全財産を寄付して家中の悪い運気を落としましょう、みたいな話になったりしそうです。

 

自分の弱みを人に開示すること。それは、勇気のいることだけれど、言わなければ理解してもらえなかったことを理解してもらえ、同じ悩みをもつ人とつながることができ、なんらかの安らぎや癒やしを得られる可能性のある行為であり、多くの人がそれに惹かれ、救いを求めようとします。
でも、現代に生きる私たちは、その行為が潜在的にもつリスクに関しても、意識的でなければと思うんです。

 

最後には、ちきりんは、リスクがあるということを強調しています。

ネットには、メリットもあるが、デメリットもあるということを理解した上で利用するしかないということでしょうね。

 

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