奨学金というと今通っている大学院の先輩で1000万円借りていたという学生がいました。
学部と大学院の6年間で借りたものですが、正規社員に就いても返すのは大変なのに、その学生は、就職できず、現在は無職とのことです。
卒業してしまったので、もう会うことはないのですが、コロナ禍で就職は、これからは、もっと大変になっているのではないかと心配しています。
そんな奨学金の返済ですが、やはり苦労している人は多いようでこんな記事を読みました。
大阪府で一人暮らしをしている20代男性が借りた奨学金は216万円。返済額は月額1万3000円だが、現在は返済猶予中だという。
「契約社員で手取りが約16万円。返すに返せないので副業しています。持病があるのでいつまで副業できるかわからないです。私の借りたお金はあまり大きな額ではないですが、将来を思うと不安です」
この記事では、いくつかの例が紹介されていますが、最初のケースは、金額が216万円というものです。
少額ではありますが、現在、契約社員なので、不安を感じているというものです。
そしがやも実は、奨学金を借りていたことがありましたが、全額で25万円ほどでした。
10年で返しましたが、1年あたり、2万5千円ほどなので、そんなに負担ではありませんでした。
ですが、契約社員でこの金額は、ちょっと辛いですね。
茨城県の30代女性は、弟の私立大学の学費のため800万円の奨学金を借りたが、そのお金は親の事業などにも使われてしまったという。現在パートタイムで働き、年収は250万円。次々4万円を女性が返済している。
「返済額が多いので節約してぎりぎり。結婚しているのでなんとか生活はできている。家族は返済してくれず、疎遠になった。本当はフルタイムで働きたいが、もともと体が弱く体調を悪くしてしまったため、現在はパートタイムで働いている。 社保もないので将来が不安」
このケースは、ちょっと事情がよくわからないですね。
自分は、大学へ行かないのに弟の学費のために800万円の奨学金を借りたというものですが、こんなことって、あるんでしょうか。
大学へ行く弟自身が借りるのなら、わかりますが。この説明だけだとちょっと納得できない記事です。
ちょっと取材不足のような気がしますね。
また、1700万円もの奨学金を借りてしまったという人もいた。茨城県の30代男性は、
「お金のことを何も考えずに借り続けた私が悪いのは十分に承知しているが、現在の収入と返済額のバランスは最悪で、返済のために働いてる状況である」
と語る。現在は派遣社員で年収300万円。男性は月8万円の支払いに追われている。
奨学金で1700万円も借りることって、できるんでしょうか。
今の事情を知らないので、何とも言えないのですが、そしがやの学生時代は、日本育英会しかなくて、こんな金額は想像もできないですね。
この男性は、月8万円ですから、年間96万円返済していることになります。
年収の3分の1です。
これからどうなっていくのか、かなり心配になります。
最後には、コロナ禍で返済が困難になったケースが紹介されています。
日本学生支援機構と相談して、返済猶予の手続きを取ったとのこと。
コロナ禍では、仕事を失った人や業績悪化で給料が下がった人なども多い。そんな時に奨学金返済は大きな負担となり、悩みの種だ。相談すれば返還期限猶予措置に対応してもらえる可能性もあるため、苦しい場合は早めに相談するべきだろう。
記事は、このように終わっています。
相談して返済猶予になってもいずれは返さなくてはいけないので、根本的な解決にはならないでしょうが、一時的な大変さは、解消されるかもしれませんね。
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