そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

マツコ・デラックスが大衆に受け入れられる本当の理由

好きなタレントは、何人かいます。

その中でもマツコ・デラックスの番組はいくつか見ています。

マツコの知らない世界』や『マツコ&有吉 かりそめ天国』は、楽しみにしています。

またマツコがメインではないのですが、『ホンマでっか!?TV』も見ています。

 

普通に考えるとこの手のオネエタレントは、コメンテイターとして、部分的に登場することはあっても、一昔前ならとてもテレビでこれだけレギュラーを持つなんて考えられなかった存在でしょう。
そんなマツコの受け入れられた理由について書かれた記事を読みました。

www.msn.com

──なぜ、マツコについて書こうと思ったのでしょうか?

「大衆に支持されているきわめてメジャーなタレントなのに、ゲイで女装家という社会的にはマイノリティと見なされる属性を持っている。その意味では、矛盾しているようにも見える。そんなマツコ・デラックスがなぜ、今の時代にこれほどの人気者になったのか。それを探り当てたいと思いました」

 

この記事は、『マツコの何が“デラックス”か?』(朝日新聞出版)の著者である社会学者の太田省一とのインタービュー記事から構成されています。

 

 

マツコが受けられた理由をこんな風に太田省一は、述べています。

「マツコの基本的な信念は、自分をごまかさずに生きること。たとえば、『田園都市線沿線に住もうとしている人は本当に幸せなの?』と疑問を投げ掛けています。電車の混雑率も高いのに、イメージにばかり惹かれてたまプラーザや二子玉川に住もうとしているのはどういうことなんだと。真実を突いていますよね。それが『毒舌』と評される場合もありますが、本質的には単なる悪口ではありません。一方で、自分も若い頃は『西武』での買い物にステータスを感じていた。そのような過去も、隠さずにしゃべる。

 マツコは嘘をつかず、正直に話す。それが、共感を得ている大きな理由だと思います。田園都市線の話にしても、私たちはそう思ったとしてもなかなか言えないですよね。それに、かつて自分も同じようなことをしていたと正直に告白する。人間って、自分の弱みを隠したくなるじゃないですか。全部さらけ出せるのが、マツコの凄さだと思います。本人は、毒舌とはあまり思ってないんじゃないですか。視聴者は快感と思っているし、共感が大きいのではないでしょうか」

 

マツコの魅力は、嘘をつかず、正直に話すところだと指摘しています。

世間では毒舌と言われていても自分の弱みもさらけ出したうえでの発言だから、視聴者の共感を得られているのだと分析しています。

今まで毒舌家という言われるタレントは、いろいろいましたが、自分の弱みをここまでさらけ出しての発言をする人は、いなかったとそしがやも思います。

 

またなぜマツコがそのような姿勢を保っていられるのかに対しては、次のように答えています。

「マツコには『最後は1人』という感覚があると思う。結婚もせず、子どもも持たないで1人で生きていく。1人は怖いことでもあるけど、その孤独を受け入れて生きていく覚悟がある。そこに、マツコの凄味があります。みんな、本当は孤独だということを忘れようとする。それを真正面から見据えて生きていくところに、マツコのオリジナリティがあり、社会の深いところで共感を得ているのだと思います」

 

孤独を正面から見据えて、受け入れていくことが、マツコのすごさだという結論ですが、これには、なるほどとそしがやも納得しました。

 

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