そしがやの両親は、自営業でした。
土日も休みなく働いている割には、稼ぐ金は少なく、割が悪い仕事だと感じていました。
そのせいもあって、兄弟たちで誰も自営業になるものはおらず、家業である仕事は、両親の代で廃業になりました。
そんな仕事も両親は、70歳代になるまでしていて、もうそろそろやめたらと何度も言ったことを覚えています。
サラリーマンを長年していると、時々自営業だったらと考えることが何度かありました。
職場の人間関係に疲れたりした時です。
自営業だと自分の好きなように仕事ができるし、人間関係に悩まないような気がしたのです。
ですが、そんなときには、土日も働いている両親のことをいつも思い出しました。
まだサラリーマンの方がマシだと考え、仕事を続けました。
両親は、70歳代まで仕事をしていましたが、なぜもっと早くやめなかったのか、と今も思います。
もう二人とも亡くなっているので、聞くことはできないのですが。
こんな記事を読みました。
自営業でもあるフリーのライターの記事です。
自営業の老後は、年金額も会社員の4割なので、厳しい老後が待っていると述べています。
そんな中で、関心を持ったのは、定年を過ぎても働くという点です。
○定年がないからこそ長く働く
「自営業には定年がありません」と言うと聞こえはいいですが、裏を返せば「仕事がいつなくなるかわかならい」ということでもあります。仕事のオファーがなくなれば、あっという間に定年=失業です。
そうならないためには、長く仕事を続けられるように、仕事関係のつながりを円滑にすることが大事。また、今している仕事に甘んじることなく、常に自分の仕事の分野を広げていく意欲的な姿勢も大事です。かくいう私も、ぜんぜん偉そうなことは言えませんが、そうできるように心がけています。
「定年がない」ことをメリットにするには、仕事があり続けるように努力することが肝心なのだと思います。
両親の家業とは、違うかもしれませんが、定年がないからこそ長く働くとこの記事のライターは、書いています。
無論、年金額が会社員に比べると少ないというもあるでしょう。
でも、この記事からは、仕事を長く続けていきたいという強い気持ちを感じました。
ライターという仕事をフリーで続けていくには、そういうしっかりした気概がないと無理なのでしょう。
定年があったからこそ、やめることができたそしがやからすると、違う発想です。
また、仕事がなくなったときが定年だとも述べています。
だから、なくならないように努力しているようです。
両親もきっとこんな風に考えて70歳代まで働いていたのかもしれません。
仕事があって、体が動くうちは、続けたいと考えていたのでしょう。
とは言え、そしがやには、定年後も働くというのは、やはり無理だったと思っています。
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