リタイアしてから3年目を迎え、無職の生活が続いています。
リタイアはずっと楽しみにしていた生活ですが、不安がないわけではありません。
今までの蓄えと年金だけで、夫婦2人どこまで生きて行けるかというものです。
そしがやの場合は、リタイアの時には、計算して大丈夫だと思い、完全に仕事はやめてしまいました。
ですが、不安が全く解消されたわけではありません。
こんな不安は、同じような立場の人間は、みな感じているものでしょう。
いつも読んでいるマネープランクリニックにこんな相談が載りました。
■相談内容
老後が大変に不安です。何歳まで生きることができるでしょうか。事情により、今後働いて収入を得ることはありません。
60歳の男性で夫婦2人だけの暮らしです。
収入は全くなく、支出は、月に24万円ほどです。
貯蓄等は、5400万円です。
年齢が近く、家族構成がそしがやと同じなので、気になる相談です。
FPのアドバイスは、
アドバイス1 100歳まで生きても資産の目減りは1割以下
アドバイス2 必要以上に不安になることはかえってマイナス
アドバイス3 気になるなら家計をスリムに
アドバイス1で100歳まで生きても資産の目減りは、1割以下とのことです。
そしがやの場合も計算しましたが、個人年金がないので、もうちょっと目減りは大きいです。
この相談者は、老後に関して、かなり準備してきた方のようです。
計算上は、大丈夫だと思っても不安を感じるのは、なぜでしょうか。
FPは、アドバイス2でこんな説明をしています。
つまりは、老後資金は十分過ぎるほど用意できていることになります。それなのに、なぜ不安に感じてしまうのでしょうか。
おそらく、これまで無収入の生活を長く体験したことがないのではと思います。蓄えがそれなりにあっても、毎月、手持ち資金を取り崩すだけの生活は、やはり不安に思うもの。ましてや、その後に取り戻せるとは言え、60歳からの5年間で1000万円も資産が目減りするのですから、安心してくださいと言う方が、無理があるかもしれません。
やはりこの点でしょうか。
FPが言うように、手持ちの資金を切り崩すだけの生活が今まで経験したことないことから生じる不安だと思います。
そんな不安に関して、こんなアドバイスをFPはしています。
ここは発想を変えて、長い目でみていくことが大切です。そもそも、ご自身がこれまで一生懸命働いて作った貯蓄です。こういうときのために使う資金だったのではないでしょうか。
確かにそうです。
今までの蓄えは、この日のために備えてきたものです。
そう思うと、不安が少しは、解消されますね。
いろんなファクターを考慮し、ほとんど神経症の状態で背中に汗をびっしょりかき10年間、夜もろくろく寝られませんでした。またお金に対して神経質になり株で大損失をしました。このたび、私の予想が杞憂であることが分かり大いに安心した次第でございます。アドバイスをよく噛みしめ生活を再考したいと存じます。このたびはお世話になりました。
相談者は、最後にこんな風に述べています。
大分精神的に辛い日々を送ってきました。
このアドバイスでかなり楽になったようです。
そしがやもホッとしました。
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