マネープランクリニックは、いつも楽しみに読んでいます。
特にそしがやと似たようなケースの時はなおさらです。
今回見ていたら、54歳の公務員の相談が載っていました。
早期リタイアを検討しているようです。
その年齢は、そしがやもリタイアを考え始めたころでした。
■相談内容
あと2年ぐらい働いてからリタイアしたいと考えています。退職金は2000万円で、公的年金は65歳から239万円、個人年金は60~75歳まで84万円という収入予想です。リタイア後(働かないことを前提した完全リタイア)は240万円ぐらいで生活するつもりです。また、年に一度ぐらいは海外旅行に行ける費用を捻出できるような設計としています。Excelでインフレ率2%を見込んで計算してみたところ、85歳で資金ショートします。ただし、分譲マンションは残りますが、マンションを担保に借金をして寿命まで逃げ切れるでしょうか? また、老後準備として今からでも個人型の確定拠出年金は利用すべきでしょうか?
相談者は、男性の一人暮らしの公務員です。
金融資産は、2000万円近くあります。
FPからのアドバイスは、以下の3点です。
アドバイス1 生活費が公的資金内なら毎年の海外旅行も十分可能
アドバイス2 インフレが不安ならばアルバイトで収入を得る
アドバイス3 リタイア後は社会の関わりを意識する
アドバイス1ですが、
「寿命まで逃げ切れますか? 」というご質問ですが、先に結論から申し上げます。資金的には、逃げ切れると考えていいと思います。
FPは、収入と支出の計算をしていますが、そしがやもこの計算は妥当なものだと思います。
アドバイス2でインフレの場合は、アルバイトをすることをFPは、提案しています。
ですが、FPが言うように今後2%のインフレが来るとは考えにくいのも事実です。
もしもの場合は、アルバイトをするという選択を残しておけば、精神衛生上は安心でしょう。
この相談者は、人生を楽しんでいるようです。
もしそしがやがこの方と同じ条件だったら、55歳くらいでリタイアしていたと思います。
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