高齢者になると友人が減るとよく言います。
仕事を辞めてしまうと仕事がらみの人間関係がなくなり、男性の場合はなおさら友人が少なくなると言われています。
そしがやの場合も元々友人は少なかったのですが、リタイアしてからは、本当に数人の友人と時たま会う程度です。
こんな記事を読みました。
内閣府が5年毎に実施している「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」の平成27年(第8回)の結果が公表された(*1)。その中身を眺めていたところ、一つのデータに目が止まった。それは、日本の高齢者の4人に1人は、友人が1人もいない、という結果である。「家族以外に相談あるいは世話をし合う親しい友人がいるか」の設問に対して、約4人に1人(25.9%)が「いずれもいない」と答えている(*2)。
ここでいう高齢者は、60歳以上ですが、4人に1人は、友人が1人もいないという結果です。
この数字は、他の国に比べても少ないようです。
多分、一人の方が気楽だと考える人が多いのだと思います。
長年の会社勤めの煩わしい人間関係に疲れ、会社を離れたら、余計な人間関係を持ちたくないと考える人もいるのでしょう。
その気持ちは、よくわかります。
ですが、家族もいつかは、亡くなり、本当に自分だけになるときが来るとこの記事は、書いています。
そんなときに相談できる友人は、大事だというのです。
そしがやも数少ない友人は、大切にしようと思っています。
地方自治体は、いろいろな形で友人作りの仕組みを作っていますが、そこへは出てくる人はいつも同じ人だとこの記事は、述べています。
出てこない人は、いつも出てこないというのです。
この記事は、いくつかの提案をしていますが、こんな提案が興味深かったですね。
例えば、高齢者向けの「仕事」の場を積極的に創るということも一つの解決策になろう。普段の地域活動には参加しない(興味がない)人でも、経済的なことや健康や生きがいのために軽易な仕事を求める人は少なくない。仕事の場があれば必然的に仲間ができる可能性が高い。
これは、一つのアイデアだと感じました。
すでにシルバー人材センターのような組織がありますが、もっと充実させようということしょう。
経済的なことだと普段は出てこない人でも、参加する人がいるような気がします。
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