週に1回留学生と英語で話す会があり、参加しています。
いままで3回参加しました。
いずれもちがう国の留学生で、最初は、フランス、2回目はアメリカ、3度目は多くて、インドネシア、ベトナム、香港でした。
大学での授業を英語で受けているせいか、ネイティブでない留学生も英語がうまくて、日本での生活に何事も積極的な様子で楽しい機会でした。
日本人の学生もそしがやを含めて毎回3人参加していて、いろいろ感じたことを書いてみたいと思います。
まだ3回と回数も少ないので、これから参加するにしたがって、感じることも変わってくるかもしれませんが。
まず、感じたことは、ネイティブでなくても英語がうまい、ということです。
みなさん英語が上手です。自分の考えを英語で表現できていました。
反対にそしがやを含めた日本人の方は、必ずしもそうではなく、語彙も少なく、ちょっと詰まることが多かったですね。
なぜかと考えてみました。
日本の英語教育の貧困というのなら、簡単です。
ですが、他の国では、学問をするには、英語が必要なのではないかと感じました。
3回目のときは、インドネシアの留学生が一番英語がうまく、会の中心でもあったのですが、インドネシアでは、日本と同じように母国語だけでいろいろな学問ができるのだろうか、と思いました。
母国語には、医学や法学などの専門用語があるのだろうか。
ベトナムの留学生も上手だったのですが、同じように感じました。
なぜ、そのように思ったかというと、「日本語の科学が世界を変える」松尾義之著という本を読んで、日本以外のアジアの国では母国語に学問の専門用語がないので、英語を学ばないと学問ができないというのです。
自然科学にしても社会科学にしてもそのようなのです。
日本の場合は、維新から明治期にかけて、西洋の専門用語が漢語を使って翻訳されたので、どんな学問も日本語だけでできるようになったというのです。
だから日本人は、本気で英語を学ぶ必要がないし、英語のできない学者でもノーベル賞を取れた。
そんな中、香港の留学生は、一番英語がうまいと予想していたのですが、意外とそうでもなかったです。
かつて英国の植民地なので、上手だと勝手に考えていました。
ですが、上記の本によると、大量の日本製の漢語が明治期に中国や韓国に輸出されて、使われるようになった、とありました。
だから中国語を使う人も中国語だけで学問ができるのかもしれないです。
だから、香港からの留学生のそんなに英語がうまくないのもわかるような気がしました。
無論たまたまその留学生がそんなに上手じゃなかったということかもしれませんが。
特に3回目のアジアのノンネイティブの留学生と話してみて感じたことを書いてみました。
またいろいろな国の留学生と話してみると別の感想を持つかもしれませんが、またそのときは記事にしてみます。
参考記事