宝くじについては、2度ほど記事にしました。
いつも通る通学路の宝くじ売場の行列の長さを見て、感じたことを書きました。
その後も行列を見かけますが、相変わらず年末を向かえ、長くなっているようです。
宝くじ購入者は、高額当選を目指して、買っているわけですが、宝くじ高額当選で幸福になると思っているのでしょうか。
いろいろな記事を読むと不幸になった人が多いような気がします。
お金目当てに人が寄ってきて、高額のお金を得たことで、返って不幸になる人が多いようです。
こんな記事を読みました。
もしも宝くじに当選し、一瞬にして大金を手にしたあなたの生活には、どのような変化が訪れるのだろう? 実は高額当選者のその後を調べてみると、軒並み不幸な晩年を送っているとの統計もあるという。高額当選で人生のドン底に堕ちた世界の7人を厳選して紹介しよう。
この記事では、7人が載っていますが、2人の方を紹介しましょう。
2. ビリー・ボブ・ハーレル・ジュニア(米国・テキサス州) 1997年、3,100万ドル(当時、約26億円)の宝くじに当選。キリスト教・ペンテコステ派の宣教師でもあった彼だが、牧場や自動車の購入や自宅の新築に賞金を費やしたうえ、「NO」と言えない性格が災いし、やがてその周囲は金銭の工面を依頼する人ばかりに。やがて妻と離婚し、ストレスから拳銃自殺を遂げた。当選からわずか2年後の事だった。
宣教師にも関わらず、まわりは、お金目当ての人ばかりしか寄ってこなくなり、ストレスで最後は自殺を遂げてしまいます。
宝くじの当選金さえなければ、宣教師として、地域の人からも愛される生活ができたような気がします。
7. スザンヌ・マリンズ(米国・ヴァージニア州) 1993年、420万ドル(当時、約3.5億円)の宝くじに当選。これまでに紹介した当選者たちとは異なり、熟慮のうえ当選金を分割払いで受け取ることを決めた。20年間、毎年約400万円を受け取るはずだったが、難病を患った義理の息子の治療費で借金がかさんだなどの理由から、後に一括受け取りに変更。しかし、金を借りていたローン会社に訴えられ、裁判の結果ほとんどの資産を失った。
このケースは、当選金を分割払いにしたにも関わらず、義理の息子の治療費等が重なるという理由もあり、裁判にも負け、結果的には、ほとんどの財産を失ったというものです。
当選金の分割という、他の高額当選者たちとは、違う選択をしたものの不幸になったものです。
この2つのケースは、アメリカの事例ですが、日本の場合は、どうなんでしょうか。
この記事は、当選金の受け取りに来ないケースが多いとも書いています。
日本には、1億円以上が当選しているにもかかわらず、換金されないまま放置されている宝くじが40本近く存在するという。もしかすると、それらは所有者が当選を認識していながら、人生が暗転することを恐れ、敢えて換金しない道を選んだ可能性もあるだろう。高額な当選金が、必ずしも自分や家族のためになるわけではないということを、しっかりと覚えておこう。
この記事で言うように、単に忘れただけではないケースもあるかもしれません。
人生が暗転することを恐れ、敢えて換金しない道を選んだ可能性があるとすれば、その人は、賢明な人かもしれませんね。
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