山崎元というと最近は、インデックス投資の推奨者のように思われていますが、実は、本当に好きなのは、個別株運用だという記事が日経電子版のマネーに載っていました。この記事を読むとそしがやの考え方に近いので、大分共感しました。
なお日経電子版の記事は、無料で登録すると月に10記事まで読めます。
さて一番共感した部分ですが、
■個人として好きなのは個別株運用、老後の楽しみに
個人としていわせてもらえば、実はアクティブ運用が好きです。ずっとファンドマネジャー時代にやっていたのはアクティブ運用だったわけだし、インデックスに勝つのはなかなか難しいのは知っているつもりですけれども、好きなのはアクティブ運用です。
よく投資イベントに呼んでもらって話をするんですが、「山崎さんって結局のところアクティブ運用が好きなんですか」といわれることがあります。そんなときは「ええそうですよ」と。でも現実のアクティブ投信はあまりにも手数料が高いからいまはよくいわないだけだと説明しています。逆に「山崎さんはインデックス運用が好きなんですか」と聞かれると「別に好きではありません」と答えます。
もとより、株式投資をするなら自分なりの判断でやった方が絶対いい。インデックス投信はつまらないからとアクティブ投信を買う人たちがいますが、「人が運用するような投信を買って面白い?」といいたい。アクティブ投信を買うぐらいなら「自分でやった方が楽しくない?」と。アクティブ投信を選ぶというのは人間の営みとしてはあまり面白くないと思います。
確かにインデックス運用は、あまり面白くないです。
購入して、ずっとほったらかしにしておくのですから。
ということは、あまり投資に時間の取れなくて、仕事に忙しい現役のサラリーマン向きではありますが。
また他人任せのアクティブ投信も嫌だというのも納得できます。
やるなら、個別株運用というのも、まったく同感です。
またちょっと考え方の違うところもありました。
■投資では「合理的へそ曲がり」の精神が大切
投資では「合理的へそ曲がり」の精神が大切だと考えています。たとえば、そのとき市場で人気で注目を集めているような、いわゆる「グラマーストック」のリターンはさえません。「美人投票」のたとえでみんなが美人だという銘柄に投票しないといけないといいますが、すでに美人だと評価されている銘柄が、さらに人気を集めるでしょうか? それよりこれから美人になりそうな銘柄を探す方が割がいい。
そしがやは、高利回株に投資していて、ある意味では、みんなが美人だと思っている銘柄に投票しているので、このあたりは、ちょっと山崎元と考えが違いますね。
リスクはあまり取りたくないと思っています。
人生を豊かに暮らすうえでお金の運用のうまい下手は、上から6番目ぐらいの順位と考えています。何といっても1番目は仕事の稼ぎが多いか少ないか。2番目は支出と貯蓄の習慣、3番目は住居・不動産、4番目は保険、5番目は自動車といった具合です。運用はそんなに決定的なものではない。けれども適当な場所に置いておくと資本として利益を稼いでくれ、豊かさの助けになる。そんなイメージでしょうか。
人生の中で6番目くらいというのが、いいですね。
株式投資に命をかけているようなブログも見かけますが、ほかにも大事なことがあるとそしがやも思いますね。
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