そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

“公務員を辞めるなんてもったいない”はもう古い? 

 

 

10年以上前に公務員を退職しました。

その後の職場の様子は、いまだに付き合っている公務員時代の同僚もいないこともあり、メディアを通じてしか分かりません。

今回読んだ記事によると公務員を辞める人が増えているようです。

 

news.yahoo.co.jp

 

従来、終身雇用の“象徴”でもあった公務員。ひと昔前までは「公務員を辞めるなんてあり得ない」と言われていましたが、今では毎日のように公務員の方の転職相談を受けています。

 相談に訪れるのは、国家公務員から地方公務員まで様々ですが、その数は年々増えている印象です。

 

この記事のライターは、元国家公務員の芸人です。

このような経歴も過去には珍しかったものでしょう。

 

公務員の民間への転職が増えていると述べていますが、地方公務員の場合は、給与が減るケースを多いとのことです。

地方公務員の場合は、いろいろな職場を経験する何でも屋になり、このようなジェネラリスト的な働き方は、転職市場において不利に働きます。

転職市場においてはやっぱりスペシャリストの方が評価されやすいからです。

 

これって、分かりますね。そしがや自身もいろいろな職場を経験して、どの仕事も専門性では、中途半端でした。

一般事務系で採用されたので、これが普通だと思っていましたが、採用する民間企業側からすると専門的な知識と経験が欲しいということでしょう。

 

そしがやが現役のころも退職する職員はいました。

20代で地元の自治体の試験を受けて、合格して辞めて、故郷へ帰る人がほとんどでした。

その当時は、民間企業への転職はまずなかったと記憶しています。

 

では、給料が増えなくても転職を希望する地方公務員が増えているのはなぜでしょうか。1つはコロナ禍で進んだ民間企業の働き方改革があります。リモートワークや時差出勤など柔軟性のある働き方ができることに転職のメリットを感じる公務員が増えたのです。

 そして深刻な問題にも繋がりかねない大きな理由が、公務員流出が招く残留組の仕事量の増加です。

 

この記事によると退職者の増加の原因として、公務員の仕事量の増加を挙げています。

これって、そしがやが現役のころは、そんなに感じていませんでしたが、最近の記事を読むと職場によっては、公務員もブラック化しているようです。

その理由としては、「デキる人はどんどん転職していって、働かないおじさん・おばさんだけ残ってしまう」という現象が、民間企業以上に深刻化しているからだといいます。

 

これって、そしがやが現役のころからありました。

本当に働かない人は働きませんでした。

この手の人にとっては、公務員は、天国でしょう。

反面、できる人にとっては、地獄かもしれません。

できる人に仕事が集中して、そういう人にとっては、ブラック化がなおさら酷くなるからです。

 

まず、民間企業と同じぐらいには、働かない公務員や優秀でない公務員を解雇できるようにしないといけません。働かない人たちの仕事が若い優秀な人たちに押し付けられて、それに嫌気が差して辞めてしまう、というケースをなくしていかなくてはなりません。

 

この問題の解決策としては、このライターは、上記のような提案をしています。

これって、今、急に登場した解決策ではなく、そしがやが勤めていたころから言われていたことです。

本来であれば、この長年の課題を解決するには、政治家の強力な指導力が必要なんでしょうが、誰も家中の栗を拾わないまま時だけが過ぎてしまったということでしょうね。