そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

地方公務員の採用試験、過去30年で最も低い5・2倍



地方公務員というとラクな仕事というイメージが以前からあり、人気の勤め先で志望者も多かったと思いますが、昨今はそうでもないようです。

 

news.yahoo.co.jp

2022年度の地方公務員の採用試験の倍率は5・2倍(前年度比0・6ポイント減)となり、過去30年間で最低となったことが総務省のまとめで分かった。少子化に加え、待遇などへの不満から受験者数が減ったことなどが要因とみられる。

 

地方公務員の採用試験の倍率が過去30年間で最低となったという記事です。

そしがやが試験を受けたのは、1976年でしたが、その時は、倍率は12~3倍だったような記憶があります。

2022年は、倍率がおおむね半分以下に下がったわけです。

 

総務省は、自治体側に長時間労働の是正やテレワークの活用など柔軟な働き方の実現を促しており、優秀な人材の確保につなげたい考えだ。

 

最後にこの記事では、受験者の減ったことに対して、上記のような総務省の改善策を提案しています。

ということは、地方公務員の長時間労働や柔軟でない働き方等が受験者数の減少につながったという判断でしょう。

ですが、そしがやの公務員の経験からいうと以前から長時間労働の部署はあったし、多くは前例重視の職場でした。

多分、令和の世になってもそんなに職場環境は、変わっていないでしょう。

 

38年間勤めてきましたが、受験者倍率は、景気がいい時は下がり、悪い時は上がるという動きでした。

80年代後半のバブルの時の民間の景気がいい時は、入所辞退者が相次いだものです。

この記事では触れていませんが、2022年の試験倍率が下がったのは、公務員の長時間労働等のブラックな実態が明らかになったこともありますが、民間企業の採用意欲が高まり、賃金等の条件がよくなった面の方が大きい気がします。


とはいえ、地方公務員にもいろいろと課題はあるので、総務省が言うように改善していかないと景気が悪くなっても受験者が増えないことになるかもしれませんね。