今年の夏は、酷暑が甚だしいので、必要最小限の買い物等の外出しかしていませんが、涼しくなったらまた散歩を再開しようと思っています。
そんな時に以下の本を読んで、散歩が健康にとって役立つことを再認識しました。
認知症がテーマの本ですが、散歩がらみのテーマについてもいくつか触れているので、述べてみようと思います。
1 月に1度の遠出より近場のお出かけ
旅行というのは、新しい体験なので、脳にとっては、刺激になっていいことなのですが、情報量が多すぎると述べています。
ですから楽しみにしていた旅行が、楽しめないということがよくあります。
それは、体が疲労するだけでなく、脳も新しい体験の中で多量の情報を処理しきれずに疲れてしまうということです。
そんなわけで月に1度の遠出よりも毎日のお出かけが大事だというのです。
つまり1回1回の刺激は少なくても毎日続けることで脳の活性化に役立つということです。
その中でも散歩の有用性を強調しています。
ただそんな散歩も毎日同じルートだと脳にとっては、刺激になりません。
ですから毎日の散歩のコースを変えることを提案しています。
1本だけでも道を変えると脳にとっては、程よい刺激になって、認知症の予防に効果があるようです。
つまり普段やっていることで少しだけ新しいことに挑戦してみるということが大事だということです。
2 スーパーやコンビニでは有人レジを使う
最近は、スーパーやコンビニでセルフレジが増えています。
最初は戸惑っても慣れてしまうとルーティンになってしまいます。
脳には刺激がないということです。
そんなレジでは、有人のレジで店員との会話を楽しんだ方が認知症予防には、有効だとしています。
会話の重要性です。
店員との会話は、セルフレジとは異なって、相手の言葉に応じて対応を変えなくてはいけないので、脳にとっては、かなりの刺激になるようです。
そしがやの近くのスーパーでもセルフレジが導入されてきています。
スーパーは、散歩をしないこの夏でも必ず立ち寄る場所です。
ですが、逆にいうとスーパーに入ってから全く店員との会話がないままレジを済ませ、出ることになります。
この本を読んでからは、これからは有人レジの方を利用してみようと思いました。
3 週に1度ペットショップや動物カフェに行く
駅に行く途中にペットショップがあります。
いつ通ってもウィンドウ越しに眺めている人が多いです。
ほとんど犬なのですが、そしがやは、以前、一度店内にまで入って観察したことがあります。
いろいろな種類の犬がいて、犬好きにはたまらない場所でしょう。
この本では、そんな犬などの動物と触れ合うことによって、オキシトシンという幸福ホルモンの分泌が増えるということが科学的に証明されていると述べています。
このホルモンは、犬を見つめるだけでも増えるというのです。
確かに窓越しに犬を見ているだけで何かホッとするような気持ちになるのは分かります。
またオキシトシンは、ほかにも健康や若返りにも有益だとしています。
アルツハイマー型認知症の進行を抑える効果も証明されているようです。
この本には、ほかにも認知症予防に役立つ習慣について触れていますが、今回は、その中でも散歩がらみのエピソードについて取り上げてみました。
それにしても早く猛暑がおさまったら、さっそく散歩に出てみたいですね。