「ドキュメント72時間」は、よく見ている番組です。
今回の「資格試験の予備校 私の進む道」は、先週の金曜日に放送されたのですが、見逃してしまったので、NHKプラスに登録して、視聴しました。
大阪の梅田にある大手予備校が舞台です。
数多ある資格試験を目指す人たちが集まってきます。
年齢も大学生から70歳代までと幅広いです。
それぞれの人に人生があり、面白かったです。
そんな中でもそしがや自身が公務員だったということもあり、公務員を目指す若者には興味を持ちました。
最初は、民間企業に入ったもののあこがれている警察官試験を再度受験する20歳代の男性。
製薬会社の営業の仕事をしていますが、何か数字に追われる仕事に疑問を感じて、新卒の時に失敗した警察官試験の受験を目指すというものです。
格闘技をずっとやっていて、指導してくれた警察官の人が良くしてくれたことが警察官を目指すきっかけだったそうです。
次は、労働基準官を目指す大学3年生。
アルバイトのときにいろいろと教えてくれた、尊敬できる正社員の先輩が酒席で会社内の偉い人に失礼なことをしてしまい、不当解雇されてしまったといいます。
それが理不尽で、労働基準官を受験するきっかけになりました。
この二人のケースを見ていると目的意識をしっかりと持っているので、受験もうまく行くのではないかと感じました。
そしがやが公務員試験を受験するときには、そんな強い目的意識もなく、民間に比べ、安定しているからといった理由で受験しました。
それにそのころは、こういった予備校もなかったような気がします。
あったのかもしれませんが、通おうとも思いませんでした。
そんなわけで受験の3か月くらい前からにわか勉強をした記憶があります。
ほかにも最初に勤めた法律事務所がブラックで、その後は、点々と仕事を変えている20代の女性とか、77歳になって司法書士の勉強を続けている男性とか、それぞれの人生の思いが伝わってきます。
この番組は、このように72時間という限られた時間を特定の空間で取材して、それぞれの人間模様を垣間見せてくれるので、好きです。