そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

養子先から15億円相続したカスタネット芸人

 

 

突然、予想もしない大金が入って来るとその財産をあっという間に散財してしまうという話をよく聞きます。

ネット上にも宝くじで高額当選をしたものの1年も経たないうちに大半を失ってしまったりとか、親族間のトラブルが生じてしまったとかの不幸な事例が多いです。

今回の記事は、そんな内容とは異なって、大金を相続したものの現在は、ビジネスマンとして成功している男性の話です。

 

news.yahoo.co.jp


 ささやかな遺産を巡って相続人がモメる、相続トラブルが年々増加しているという。そんななか、血縁のない80代の女性資産家の養子になり、15億円もの資産を相続したと2015年に明かし、話題になった芸人がいた。カスタネット芸人の前田けゑさんだ。前田さん、今、どうしているのか。

 

カスタネット芸人の前田けゑさんというのは、この記事で初めて知りました。

祖母の友人である女性の養子になったことから、波乱万丈の人生を歩むことになります。

 

「2012年に養母が亡くなって相続した資産は土地や建物、山など、養母の暮らしていた名古屋の不動産がほとんどで、僕は相続の1年後にそれらの管理などをする会社を名古屋で立ち上げ、不動産を守りながら、新たにマンションを4棟建てるなど事業を拡大してきました。所有不動産の資産価値が上がったこともあり相続した15億円の資産は、いったん相続税の支払いで半分に減ったものの、約10年かけて15億から20億円にまで増やしてきました」

 

こう見てくると相続した財産は、不動産が多いようですが、そしがや自身の経験からいうと不動産の管理というのは、結構大変です。

それにしても相続税の支払いで半分に減った15億円の資産を20億円にまで増やしたというのは、かなりの才覚がある人物のようです。

 

ただ高額の相続をすると今まで縁のなかった親族や友人・知人が寄ってくるのは世の常。

だんだん、お金の無心の度が過ぎてきて周囲に不信感や猜疑心が生まれ、30代半ばには人間関係が破綻したとのこと。

そこから立ち上がれたのは、自分から専門家を訪ねてカウンセリング兼コーチングを受け、ようやく元の自分らしさを取り戻してきたとからだといいます。

 

「それでも資産を守れたのは、養母との約束を守らなくちゃ、という気持ちが強かったから。養母は僕の母方の祖母の友人で、おばあちゃん子だった僕は、その祖母の頼みで26歳のときに養子に入ったのですが、養母の願いは資産とお墓を守ること。養母が亡くなったからといって、その約束をほごにして好き勝手するのは、人として間違っているじゃないですか。養母が91歳で亡くなるまでの4年半、東京と名古屋を往復しながら養母の介護をしたり、養母が笑ったり泣いたりしながらいろんな話をするのを聞くうち、僕は戸籍だけでなく、心も養母の家の人間になったのだと思います」

 

前田さんが資産を守れたのは、養子とはいえ、養母との関係性の強さにあったようです。

普通の関係だと大金を得てしまうとここまで自分らしさを保てないですね。

芸人としては、大成しなかったようですが、前田さんの今後にも注目していきたいです。