そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

ファストリ、国内社員の年収を最大40%引き上げ 初任給30万円へ



そしがやが勤め始めた45年ほど前の初任給は、10万円ほどでした。

その後毎年のように公務員給与も上がっていきましたが、バブルのころに20万円になってからは、ほぼ停滞してしまいました。

それは、ほかの企業も同様でここ30年ほどは、給与の上昇は止まったままです。

そんな中、最近、いくつかの企業が給与を上げるという記事を見かけるようになりましたが、一番インパクトがあったのは、この記事でした。

 

news.yahoo.co.jp

ユニクロUNIQLO)」「ジーユー(GU)」などを運営するファーストリテイリングは3月、「企業としての世界水準での競争力と成長力強化」を目指し、日本の従業員の報酬を最大で約40%引き上げる。新入社員の初任給は現行の25万5000円から30万円(年収換算で約18%の引き上げ)となり、入社1~2年目に相当する新人店長は月給29万円から39万円(同約36%の引き上げ)となる。

 

ファーストリテイリングの中では、よくユニクロで買い物をします。

安くて品質のいいものが多いので、最近では、衣類は、ここで買うことがほとんどになりました。

そんなユニクロを運営するファーストリテイリングが最大で約40%引き上げるというものです。

ここ30年ほど物価も上がらないが、給与も上がらない中、最近は物価だけが上昇し出している昨今、評価できますね。

 

ファーストリテイリングに続いて、ほかの企業でも給与を上げるような傾向になればいいと思います。

ただ会社によっては、特に中小企業は、この不景気の中、給与なんか上げられないというところが多いのも事実です。

多分、ファーストリテイリングは、生産性がいいので、給与を上げられますが、生産性の低い企業は、給与を上げることができずに人材獲得競争に負けてしまうかもしれません。


ここまでは、企業側の視点ですが、労働者側の立場でいえば、給与の高いところで仕事をしたいと考えるのは当然です。

40年近く公務員として勤めた経験でいうと給与の高さは、個人の努力というよりもどういう就職先に勤めたかで決まります。

給与の安い企業に勤めていたら、どれだけ努力しても能力があっても給与は低いままだったでしょう。

公務員という比較的給与の高い組織に属していたからこそ、個人の努力に関係なくある程度の給与が保証されていたと感じています。

 

これからは、今まで以上に労働者の流動性も高くなると思います。

やはり就職するのは難しくても、給与の高い企業に勤めた方が生涯賃金は高くなるからです。

働く人が給与が高い企業へ転職することがもっと一般的になれば、給与ももっと上がっていくような気がします。