数日前にJTの株主優待でもらったカップ麺の最後のものを食べ終わりました。
同時に受け取ったごはん4食入りパックの方は、まだ残っています。
4月の中旬に宅急便でこの大きな段ボールを受け取ったときは、うれしかったのですが、正直言うとこれだけのものを発送するのなら、配当金で還元してほしいというのが率直な感想でした。
株主優待については、いろいろなブログを見ていると楽しみにしていて、優待目当てで投資をしている人も多いようです。
ただそしがやは、モノではなく、何にでも使える配当の方でもらいたいです。
そんなJTも株主優待の廃止を決めました。
他にもいくつかの会社が優待を止めるという記事を読みました。
最近では、オリックスのカタログギフトや日本たばこ産業(JT)の食品詰め合わせが代表例。長期保有が期待できる個人株主を増やそうと商品選びにも工夫を凝らしてきたが、恩恵を受けられない海外投資家から「不平等だ」と不満の声が上がっていた。
この記事では、優待の廃止の理由として、海外投資家からの不平等だとの不満があるからだと紹介されています。
確かに優待品は海外へは発送されていないでしょうから、その気持ちは理解できます。
この記事で紹介されているオリックスは、2024年3月末時点の株主に送付するのを最後に廃止する、とのことです。
優待廃止が広がる背景として、大和インベスター・リレーションズの浜口政己コンサルティング部担当部長は「株主平等」の考え方が浸透してきた点を挙げる。近年は、出席者しか受け取れない株主総会の手土産をなくす企業が増えており、「長い目で見れば優待も廃止が進み、還元の軸足が配当に移る」と予想する。
背景としては、株主平等の視点から優待廃止が広がってきたと述べています。
その通りでしょうね。
そしがやとしては、優待が廃止されて、配当に株主還元の軸足が移るのは、個人的には、望ましい方向だと感じています。
また、東証の市場再編に併せて上場基準の株主数が引き下げられた影響を指摘する専門家も少なくない。従来ほど大勢の株主を確保する必要がなくなったため、企業側に優待品発送などの事務負担を減らしたい思惑があるとみられている。
最後には、「東証の市場再編に併せて上場基準の株主数が引き下げられた影響」が指摘されていますが、実は、この点が一番大きかったようにも思えますね。
企業側にとっての事務負担はかなりあったのでしょう。