大学へ行かない日の午後は、余程の雨でもない限りは散歩に出ることにしています。
いくつかの定番の散歩ルートがありますが、その中でも川に沿った遊歩道は、よく行くところです。
そんな散歩は、季節の移り変わり以外にもいろいろな変化を感じることができます。
散歩の前後に駅前を通ることがあります。
その時に駅前にいつも長い行列ができている店があるのが気になっていました。
以前は、スターバックスだった場所です。
今までは、人気のある店だな、と通り過ぎていたのですが、先日、店を覗いてみるとドーナッツの店でした。
店の周りを10メートルほどの人の列が続いています。
ドーナッツというとコンビニでたまに買うくらいですが、こんなに人気の店が近くにあるとは、知りませんでした。
たまたま読んだ記事によるとドーナツは、3度目のブームとのことです。
近頃、カラフルなフレーバーのバリエーションを並べるドーナツ店があちこちに誕生し、行列ができている。今回の流行は、ブリオッシュの発酵生地を使ったふわふわドーナツ。フルーツフレーバーなどの砂糖入りソース、グレーズをかけたものなど、バリエーションの豊富さや、くちどけのよさを売りにするブランドが目立つ。
この記事によるとドーナッツの人気は、そしがやの見かけた店だけのものではないようです。
今までドーナッツのブームは、1971年にミスタードーナツが日本に上陸して以降、二度来ています。
一度目は、2000年代後半でいくつかの人気店がブームをけん引しました。
二度目は、2015年以降で大手コンビニ店がドーナッツを販売した時だといいます。
二度目の時は、そしがやも覚えています。
コンビニでは、ドーナッツをよく買って食べていました。
池袋から徒歩約10分の住宅街に位置する「ラシーヌブレッドアンドサラダ」がドーナツを売り始めたのは、2020年7月。季節の果物入りソースをかけた、ふわふわで滑らか、くちどけがよいドーナツを平均単価300円で、常時20~25種類をそろえる。一番人気の「フジカワレモン」は290円。香川県観音寺市のフジカワ果樹園の無農薬レモンを使ったグレーズを、ブリオッシュドーナツにかけたものだ。
この記事で取り上げている店は、そしがやの駅前で見かけた店とは、違いますが、南池袋公園、目白、青山の4店で、1日5000個のドーナツを売り上げるとのこと。
ラシーヌのドーナツの製造・販売を行うグリップセカンドの金子信也社長は、「いろいろな年代の人が一緒に食べられる。そんなに高くないから、子どもが母の日に買うなどハードルも低い」とドーナツが支持される理由を分析する。「ケーキだと手土産としては重い印象を与えがちな場面でも、ドーナツなら気軽に持参し喜んでもらうことができる」。
ケーキなどと比べるとドーナッツは、単価も安く、買うのにハードルが低いのが支持される理由だとこの店の社長は、分析しています。
確かにそしがやもそう思います。
それに全店で年間5億円分の食材を仕入れるが、ロス率はわずか1%しかない、とも述べていますが、飲食店業界のことは門外漢ですが、この割合も業界人からすると驚くべき数字のようです。
散歩は、例えば遊歩道を歩くことで自然の移ろいを感じることだけでなく、街中に出て、今回の人気のドーナッツ店のように社会の変化を実感することもあります。
散歩は、そしがやにとっては、ほぼルーティンになっていますが、毎日が同じように見えて、実は、社会が着実に動いていることが分かりますね。